概要 † 工科系学科のある大学などで複数の利用者にコンピュータ利用環境(プログラミングの演習環境など)を提供する場合、同じソフトウェア(OS・アプリケーションなど)が動作する多数のコンピュータを必要とすることがある。 このような環境を整える場合、すべてのコンピュータに同じソフトウェアをインストールすればよいと考える人もいる。 しかし、それは非常に面倒であるし、ソフトウェアの更新や新規アプリケーションの導入を考えると、とても管理したくないシステムである*1。 そこで、PXEを用いてディスクレス環境を構築する。 PXEとは、ネットワークを介してOSのイメージ(Kernel)を別のコンピュータ(PXE Server)からロードする仕組みで、これとNFSやLDAPを併用することによりハードディスクを必要としないコンピュータ利用環境(ディスクレス環境)を構築することができる。 OSやアプリケーション