週刊誌のアエラが6月7日号で、社民党常任幹事の伊是名夏子氏を擁護する記事を掲載した。事実を隠蔽し、読者を錯誤に陥らせるテクニックを駆使した上で、識者の声を利用してSNSの批判に正当性がないことを主張するもの。非SNS空間ではこの手法で読者を欺けるという、見本のような記事を解説する。 ■深澤友紀氏の署名記事 旧メディアの読者対象か 問題の記事は編集部深澤友紀氏の署名記事。全面的に伊是名氏を擁護する内容であるが、これは雑誌アエラに掲載されたもので、ネットでは読むことはできない。対象とする読者層はSNSとはあまり関わらない、旧メディアへの依存度が高い人々と考えていい。 そこで、伊是名夏子氏の件は新聞で少し見ただけ、ネットではどのような批判が起きているか知らない人の状態になって記事を読んでいることを想像してほしい。 まず、記事を読む人が目にするのは見出しと前文である。ここで(何かおかしいな)と違和
2021年4月26日 社会民主党全国連合幹事長 服部良一 はじめに 4月1日、先天性骨形成不全症の障がいを持ち電動車いすで生活する伊是名夏子(社民党常任幹事)さんがJR東日本小田原駅で、熱海駅を経由して伊東線来宮駅に向かいたい旨を駅員につげたところ、駅は無人駅で階段しかないため案内ができないと事実上の乗車拒否にあいました。JRとの話し合いの結果、駅員が来宮駅まで来て降車することが出来ましたが、そのいきさつを個人ブログへ投稿したところ、この投稿に対する様々なご意見を伊是名さん本人だけでなく、社民党へも頂きました。この間マスコミでも大きく報道され、励ましの電話やメールがある一方で、事実関係への誤解にもとづく抗議や、さらには障がい者の人権を無視するような許しがたい内容のものも散見され、社民党として事の重大さに鑑み事実関係の説明と見解を明らかに致します。 ⒈事実経過について 4月1日、予定乗車時刻
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら。 生活保護のリアル~私たちの明日は? みわよしこ 生活保護当事者の増加、不正受給の社会問題化などをきっかけに生活保護制度自体の見直しが本格化している。本連載では、生活保護という制度・その周辺の人々の素顔を紹介しながら、制度そのものの解説。生活保護と貧困と常に隣り合わせにある人々の「ありのまま」の姿を紹介してゆく。 バックナンバー一覧 「JR
JRの無人駅で駅員4人に車椅子対応を求めた社民党の伊是名夏子氏に、新たな疑惑が持ち上がっている。虚偽の申請により、障害者自立支援法(現障害者総合支援法)の居宅介護の支給を受けていた疑い。自身のブログに虚偽の申請をしたことを明らかにしていたが、一連の騒動が起きた今年4月4日以降に削除している。 ■削除された2つのブログ内の記事 伊是名氏は「コラムニスト伊是名夏子ブログ」上で、2005年に「ヘルパー」というタイトルの記事を公開し、ヘルパーの存在を明かしている。 先週から、掃除、選択、もろもろの家事をしてもらうために、週に一回、二時間、ヘルパーが来ています。ヘルパー無しでも生活できるんだけど、そんなに頑張り過ぎなくてもいいのかな、って。(2005年11月23日公開) その後、2008年に「ヘルパー活用」という記事をアップ。その中で以下のように記述している。 私、ヘルパー申請をする時、かなり嘘をつ
@izenanatsuko 二度と公共交通機関使わないでください。 迷惑です。電車の時刻を自分のためだけに平気で遅らせるって、自分以外の人間と共に生きて行く気ないですよね?この件もJRだけでなくスカイマークにも迷惑かけて。 外から… https://t.co/CYPfPgx9Cj
車椅子ユーザーのコラムニスト、伊是名夏子さんが4月4日に投稿した「JRで車いすは乗車拒否されました」とのブログ記事が炎上し、いまも燃え続けています。 炎上が続く背景には、JRの駅員に対して合理的な配慮を求める伊是名さんが、自身は合理的な配慮をまったくしていないことにあると分析します。 炎上したブログの内容とは? まず初めに、炎上している記事の内容について紹介します。詳細はブログを読んでいただくとして、まとめると 無人駅の来宮(きのみや)駅で降りたいため現地での車椅子対応を当日に乗車駅の小田原駅で依頼したところ、駅員は熱海駅までの乗車を提案。 1時間ほど「来宮駅での対応をして欲しい」と交渉したのちに熱海駅に向かうと、熱海駅では駅長ふくめて4人で対応をしてくれた。 帰路では事前連絡をお願いされていたため前日に連絡したところ、来宮駅で駅員が待機してくれており、希望の時間の電車に乗れた。 という内
答えは3人以上。 電動車椅子の重量が80kgで、駅員の全員が満18歳以上であるならば。 ただし重量制限以内だからといって、安全配慮義務違反にならないとは限らない。 例の件は労働基準法に違反するのか もちろんこの件である。 これについての記事やまとめを読んでいると、気になるコメントを見た。曰く、「電動車椅子を人力で運べというのは、労働基準法違反である」と。似たようなコメントは複数回見た。しかし、労働基準法にどう違反しているのか言及しているコメントは見ていない*1。弁護士ドットコムを含め、大半の人が言及している法律は「バリアフリー法」と「障害者差別解消法」である*2。 仕方がないので自分で調べてみることにした。 前提条件の確認 伊是名夏子のブログ・発言を元に、前提条件を確認する。 電動車椅子の重量は約80kg 駅員が運んだのは電動車椅子単体で、彼女自身はヘルパーにおぶってもらっている 彼女は電
党本部と協議のうえ、一部ツイートに関して削除いたしました。 恐れ入りますがご理解いただければ幸いです。 今後とも、よろしくお願いいたします。 @SDPJapan
コラムニストの伊是名夏子氏が車椅子ユーザーが利用できないJR来宮(きのみや)駅まで駅員4人を動員させ批判が集まっている問題で、社民党が10日、YouTubeで緊急配信を行った。ユーザーからのコメントを受け付けず、出演者が伊是名氏を全面的に擁護し、批判する人々を「暇な人たち」、「教えてもあげても聞かない」とする刺激的な90分。伊是名氏は満面の笑みで同じ障害を持つ人々に連帯を呼びかけた。この内容に、さらに世間の反発が強まることが予想される。 ■出演は5人、目的の正当性ばかりを主張 配信は社民党 Official You Tube Channelで行われ、タイトルは「【緊急配信】誰もが行きたい時に行きたい場所へ~声をあげることの大切さ~」。出演は以下の5名(肩書きは番組に準ずる)。 安積遊歩(ピアカウンセラー) 石川優実(女優・グラビアアイドル) 伊是名夏子(コラムニスト・社民党全国連合常任幹事
コラムニストで社民党の常任幹事の伊是名夏子氏が家族旅行で無人駅の来宮(きのみや)駅まで行き、階段の登り降りに駅員4人を動員させて、批判されている問題で7日、自身のブログで補足と称する文章を掲載した。その中で来宮駅まで行く以外に目的地の来宮神社に行く方法はなかったとしているが、実際には熱海駅からタクシー利用は可能であった。5,000文字前後の言い訳をブログにアップしたが、早くも論理破綻している。 ■熱海のタクシー会社に電話で問い合わせ「対応可能 伊是名夏子氏が公開した最新記事は「JRの合理的配慮への改善を求める補足」というタイトル。その内容は4日に公開し、多くの批判を浴びた「JRで車いすは乗車拒否されました」について言い訳を並べ、さらにユーザーに「一緒に考えてもらい、みんなが乗りやすい乗り物を増やしていきましょう」などと自身の政治目的に賛同を促す内容となっている。 その中で注目したいのは、無
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