「僕のギャグは関西なのだ」赤塚さん 初恋の人も悲しみ2008年8月2日印刷ソーシャルブックマーク 愛猫とたわむれる赤塚不二夫さん=81年12月撮影 戦後、中国・旧満州から一家で引き揚げた赤塚さんは1946年から約3年間、母の実家があった現在の奈良県大和郡山市で暮らした。10代前半。空き地に積まれた土管が遊び場になり、いたずらの日々がマンガ「おそ松くん」の下地になった。「僕のギャグは関西なんだ」。生前そう語っていた。 赤塚さんの「初恋の人」で郡山小6年の同級生だった松田(旧姓・笠井)和子さん(73)=奈良市=は「病気なのは知っていました。同級生の中で一番出世した人。ご冥福をお祈りします」と悼んだ。02年に倒れる前、奈良での同窓会に赤塚さんも顔を見せた。「すごく元気そうでした。私の名前も覚えていてくれて、うれしかったです」 小中学校で同級生だった山本喜久男さん(72)によると、赤塚さんは授業中