地上最強の生物と呼ばれる「クマムシ」は、いつの日か人間の命を救ったり、老化を防いだりしてくれるかもしれない。クマムシから抽出されたタンパク質が、人間の細胞の老化を遅らせることが判明したそうだ。 米国ワイオミング大学の研究チームたちは、極限状態にも耐えるクマムシの防御システムの秘密を探るために、そのタンパク質を人間の細胞に導入してみた。 すると代謝が遅くなり、ヒト細胞の分子プロセスが減速することが明らかになったのだ。いったいどういうことなのか?詳しく見ていこう。
近い将来、実験でタコやイカなどの頭足類を使用する場合には、脊椎動物のサルと同じように人道的な扱いをすることが世界の常識になるかもしれない。 その一例として、9月7日、アメリカ国立衛生研究所「NIH」は、頭足類を使用する研究プロジェクトが政府の助成を申請をする際、倫理委員会の承認を受けることを義務付けるガイドライン案を作成し、その内容についてパブリックコメントを求めている。 こうした動きは欧州各国でも始まっており、これを歓迎する専門家がいる一方で、話はそう簡単ではないと、タコの福祉の難しさについて懸念する声もあるようだ。 尚これは実験用の頭足類に対する措置の話だ。倫理的な扱いをしないと研究の助成金が降りなくなるというもので、食用とはまた別の話となる。
人は大昔から大空を舞うことに憧れ続けてきた。飛行機に乗れば空を飛ぶことはできるようになったが、鳥のように一人で自由気ままにというわけではない。 そんな人類の夢を叶えた「ウイングスーツ(滑空用特殊ジャンプスーツ)」が登場したのは、1990年代のことだ。ムササビのようなスーツを着込んで空中を滑空するというもので、2000年代に一気に知名度が高まった。 その弱点は重力に逆らえないこと。崖から飛び降りて空中を加速することはできても、上空へ飛翔することはできず、徐々に地面へ向かって落下していく。 だが最新の電動式ウイングスーツはその弱点を見事に克服した。電動インペラーで山脈すら越えて上昇することができるのだ。この度3年間の試行錯誤を経て、ついに初飛行に成功した。
カナダ人探検家、ヴィルヤルマー・ステファンソン(1879年11月3日- 1962年8月26日)は、アラスカや、カナダの北極圏などを踏査し、数々の発見を行った探検家であり民族学者である。 カナダの北極諸島の北部、ラフヒード島も彼が発見した島だ。彼の大冒険は人々の興味を北極圏へともたらした。 だが、ステファンソンは、別の側面でメディアの注目を集めることとなる。数年間、肉しか口にしなかったのだ。 極限の世界で生き抜くイヌイットの食生活こそが、人が生き抜くための原点であると信じたのである。 さてその結果、彼はどうなったのだろう?
2017年10月19日、地球近傍天体探索計画パンスターズによって1I/2017 U1が発見された(該当記事) オウムアムアとも呼ばれるこの天体は、天体観測史上初となる恒星間天体で、その後の追跡観測からは、大きさや形状についての情報や、彗星と小惑星の両方の特徴を持っていることなどが明らかにされた。 興味深いことに、その形状から星々を旅する宇宙船ではないかという憶測も流れている。 ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのシュムエル・ビアリ(Shmuel Bialy)氏とアブラハム・ローブ(Abraham Loeb)氏による新しい研究ではさらに一歩進め、オウムアムアは地球外に起源がある太陽帆、すなわちソーラーセイルかもしれないとまで示唆している。
お手とかおすわりとか、犬は人間の指示に従い行動することが可能なことはよく知られているが、なんとクモだって、ちゃんとしつければ芸を覚えてくれるのだ。 科学者らは、ハエトリクモが獲物を捕らえる秘訣を解明しようと、いろいろな距離と高さでジャンプするようにトレーニングした。もちろん世界初の試みだ。
最新の3D撮像技術を駆使して、ツタンカーメンの義母にあたる「ネフェルティティ」のご尊顔が再現された。 製作には500時間が費やされ、宝飾品はディオールのデザイナーによって手作りされるという凝りようだ。一方で肌の色については色素が薄すぎるという批判もある。 古代の女王の再現に挑んだのは英ブリストル大学のチームで、正確さを期すためにアーティストのエリザベス・ダインズ氏は500時間という時間を費やして製作した。
科学者の飽くなき好奇心とチャレンジ精神が科学技術を向上させる。時に彼らは自分の体を実験台として常人には考えられない観察研究を行う。 ポーランドの昆虫学者、ピョートル・ナスクレクキーもその一人だろう。2014年に中南米のベリーズを旅したナスクレクキーは、自分の皮膚の下に寄生虫が何匹かいるのを発見した。 1匹目を取り除いた時、その神秘の姿に心を奪われ、残りの2匹の幼虫は体内に入れたまま、そのライフサイクルのプロセスを記録しようと決めたのだ。 以下は彼が記録した映像と解説である。故に幼虫と成虫が出てくる。故にヒトフフバエに免疫のない人は閲覧注意だ。どんなもんなの?と「ヒトフフバエ」で画像検索とかすると痛い目にあうからやめておいたほうがいい。
タコの知能って相当すごい。道具を使い、問題解決能力にも優れ、もし寿命が長かったら海の覇者になれるかもしれないし、なんなら人類のライバルとなったかもしれないほどだけど、食べるとおいしくてごめんねタコ焼き。 でもって、知能と感情に関連性があるのかどうかはわからないが、ひょっとしたらタコって感情があるんじゃないかと思われる、っていうか思いたい動画が公開されていた。 ある日、シンガポールの浜辺で干からび始めていた一匹のタコを発見したという女性は、そのタコをすぐさま海に戻してやった。 すると思いがけないことが起きたのだ。
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