タグ

研究と司法に関するcustardtarteのブックマーク (1)

  • 『治安維持法の「現場」』書評 司法の各段階で解明 全体像へ|好書好日

    『治安維持法の「現場」』 [著]荻野富士夫 法律は時として、法の名の下で人権蹂躙(じゅうりん)を国家に許す。敗戦まで20年に及ぶ治安維持法の歴史は、その最たるもの。「国体」変革を目指す動きに関係ありと官憲が見なせば、強引な理屈で断罪された。当初の目的である共産党の弾圧を超えて、戦時中には教育・宗教の小集団や学生の読書会さえ標的になった。 暴力の凄(すさ)まじさは、小林多喜二を虐殺した特高警察の拷問に象徴される。だがそれも、この法の運用のあくまで一部分だ。そこで研究の第一人者が、植民地への適用を含めた全体像を5冊で書き下ろすという。 その初巻で、なぜ「現場」か。書は検挙・取調(とりしらべ)・起訴・予審・公判・行刑という司法「処理」の全段階をたどり、関わった各々の役割や、濫用(らんよう)が昂(こう)じる過程を解き明かす。晦渋(かいじゅう)な司法文書の山から、システムを動かした者、翻弄(ほんろ

    『治安維持法の「現場」』書評 司法の各段階で解明 全体像へ|好書好日
  • 1