EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。
「情報システム子会社の市場規模に関する調査結果2013」は、2012年11月から2013年2月にかけて、国内の情報システム子会社を対象として調査が行われた。その結果によると、2013年度の情報システム子会社の市場規模は、前年度比2.0%増の1兆9,330億円と予測されるという。 2012年度の1兆8,960億円という規模に対して、2013年度は消費税増税前の駆け込み需要や、2014年にWindows XPのサポート期間が終了することなどに伴い、システムの開発・運用・保守いずれの業務受託も増加し、2013年度の市場規模は、前年度比2.0%増の1兆9,330億円になるとしている。 また、クラウドサービスやオフショアへの業務受託が増加し、ITサービス単価が下がり、市場全体としてみれば情報システム子会社の市場規模も2014年度以降下降基調になるとしている。 しかし、親会社はもちろん、親会社以外の企
「喜連川といえばデータベース。ずーっとデータベースをやってきました」とデータベース一筋の喜連川先生。その出発点を探ろうと、専攻を選んだ当時を尋ねようとすると「いまより悲惨でしたよ」と言う。 当時コンピュータに関係する学科となると「Electrical Engineering」で、主流は通信だった。中学生のころ「“体育館一面に並ぶコンピュータと書いた記事”を新聞で目にした」という世代である。人工知能や仮想現実などまだまだ先のこと。当時はコンピュータを専門にしようとすること自体が亜流だった。「未来がどれだけあるか分からない」―当時はそのくらい注目度や期待が薄いという意味で「悲惨」だそうだ。 そんなに不確実なものを選んだのはなぜかと尋ねた。先生は「人生、思い通りになるものは少ないですから」と話し始めた。 「ぼくは車の運転が下手でね。車は“こうやって動かす”と分かっていても、雨が降ったら滑ったりす
亀山さんは1997年入社。最初は主にInfomixを使ったシステムの設計・テストからデータベースに携わった。当時を振り返り、亀山さんは「(技術的なことは)分からずに使っていました」と話す。 新人なら無理もない。しかし体当たりで技術を会得していく。当時β版の段階で不具合や改善要望が850件にも上り、自ら障害管理データベースを構築した。当時は現在ほど開発支援ツールが充実していなかったため、足りないものは作るしかなかったのだ。使ったのはAccessとSQL Server。この経験から一通りSQLの記述方法を理解したという。 あるときパフォーマンスの問題に行き当たった。ある実行ファイルをテストしていると、サーバーのサービスが落ちるほどの負荷がかかることが判明した。しかしテストするたびに結果が違う。何が原因でこのような現象が起きるのか、誰も分かる人はおらず頭を抱えてしまった。 結論としてはSQLの記
国内BYOD/シャドーITユーザー数は、2016年に1,265万人まで拡大と予測 同調査によると、BYOD導入率/シャドーIT利用率は、スマートフォン29.2%、タブレット19.3%、モバイルPC19.6%、携帯電話(スマートフォンを除く)39.1%となった。 同社では、BYODを「従業員の私物のモバイルデバイス(スマートフォン、タブレット、PC、携帯電話)を企業、教育機関、官公庁、自治体のシステム、あるいは契約しているクラウドサービスにアクセスして、企業が利用ポリシーに準じて認めた従業員が業務で利用すること」と定義。 また、シャドーITを「企業が業務において、私物端末の使用を許可しない状況で、従業員が使用するケース」と「BYOD利用規定を定めないで使用するケース」を指している。 現在は、このBYOD(許可)とシャドーIT(黙認)が混在している状況であるとしている。 従業員規模別では、BY
「要求」とはユーザーが情報システムで実現したいことであり、「要件」とは要求を踏まえて情報システムに落とし込むべきもの。開発側としてはどうしても要件定義を急ぎがちだが、まだ要求が明確でない段階で要件定義を進めようとしても歪みが生じ、1つ1つの機能が無駄に膨らんでしまう。 要求と要件を整理するためには、最初の上流工程が重要となる。システム開発を川の流れに例えれば、ユーザーが本当にやりたいこと、つまり「要求」が源流であり、そこから流れ出す思いを汲み取って整理し、下流への流れを作るのが上流工程の役割といえる。 また、赤氏は上流工程について「システムのプロと業務のプロとの間で相互翻訳作業を行う工程」とも表現し、単にシステム屋(開発側)が業務屋(ユーザー)の言葉を翻訳するのではなく、相互に理解し合うことが大事だと強調。その際、「おもてなしの心がとても重要になる、お互いを思いやる気持ちがなければ相互理解
「XMLデータベースがリレーショナル・データベースに置き換わるなんて、昔はかなり無茶なことを言っていました」と言うのは、XMLデータベース製品である「NeoCore」を提供する株式会社サイバーテック 代表取締役社長の橋元賢次氏だ。橋元氏は、「XMLデータベースはリレーショナル・データベースとはまったく別物」と言う。なので企業のITシステムのメインストリームで利用すべきものでもない。 XMLデータベースには適正なサイズがあり、それを適正な用途で利用することで、市場で評価を得ているとのこと。 「ニーズは以前より高まっていて、市場はじわじわと拡大しています」と橋元氏。とはいえ、リレーショナル・データベースの市場が100あるとすれば、XMLデータベースの市場はせいぜい1程度。徐々に拡大しているからと言って、これがやがて80になるかというそういうことではない。 XMLデータベースは、2000年ころに
講義をおこなう東京大学大学院経済研究科ものづくり経営研究センターの小川紘一氏は、日本の「製造業の敗戦」原因を実証的につきとめ、そこへの対処法を提言する第一人者。また、同時に「これまで日本企業は世界の市場が激変しても、その都度他社より早くこれに適応して困難を乗り越え、競争優位を築いてきた。これまでも乗り越えてきたのだから、今後もできるはず。産業構造が瞬時に変わる経営環境では、技術による差別化競争と同等以上に、ソフトパワーが必要」と訴えている。 本講座の司会を務める妹尾堅一郎氏も、日本の産業の弱体化要因として、科学技術力を誇るあまり「技術があれば事業で勝てる」という神話への信奉から「技術優位性」を「事業優位性」に導けなかったことにあると指摘し、ビジネスモデル(商品形態、事業業態、産業生態)や知財マネジメントによるイノベーションの必要性を論じている。今回の講義は、こうした両者の問題意識に基づくも
Fusion-ioも登場!「DB Online Day」9月11日開催! ストレージが早くなればサーバーの稼動率が上がりコストも削減できる 増え続けるデータを効率的に処理できれば、データセンターのコストを大幅に削減できる可能性がある。たとえば、データセンターにあるサーバー群、たくさんあるサーバーの稼動率は平均すると20%程度と言われている。稼動率を上げられれば、サーバー数が減らせ、それに伴うソフトウェアライセンスや設置スペース、当然ながら電力や光熱費が削減できる。 サーバーの効率を上げるために仮想化技術を活用する話を、数年前からよく耳にするようになった。仮想化を利用すれば確かにサーバーの稼動率は向上させられるだろう。しかし、それでもまだビッグデータを処理する場合は、うまくいかないこともある。 その原因となるのが、CPUのパフォーマンスがムーアの法則で著しく向上するのに対し、ビッグデータを格
北川:データベースっていくら?という話をすれば、まずはライセンス料というものがあります。どこに課金するかによるのですが、マイクロソフトでは、サーバーに搭載されたプロセッサのコアに対して課金する「コア ベース ライセンス」と、接続するユーザーやデバイスに対して課金する CAL (Client Access License) をベースにした Server / CAL ライセンスとの2つがあります。 ―CAL?カル? 北川:カル。CAL。クライアント・アクセス・ライセンスの略です。サーバー、ソフトウェアを使用するユーザーまたはデバイスごとに必要となるライセンスです。 ―SQL Serverは、サーバーライセンスと、CALですね。あとは、プロセッサのコアで買う方法がある、と。わかりました。大丈夫です。続けてください。 北川:じゃあ次はオラクルを見てみましょう。オラクルは2通りの方法があります。「P
ノーチラスは、アンデルセンサービスのシステム構築において、アマゾンウェブサービス(AWS)のクラウドサービスを利用することにより、インフラ構築の時間を大幅に短縮、初期コストも低減し、Hadoopのクラスタを早期に準備することができたという。また、AWSの従量課金体系により、オンプレミス想定構築運用費用と比較し、約10分の1に運用コストを低減することができたとしている。さらに、「Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)」を活用することにより、クラウド上に重要なデータを送信することに対する不安を払拭したという。 発表によると、システムを構築するにあたり、AWSが提供しているクラウドサービスのうち、AWSが東京リージョンで提供している「Amazon Elastic Compute Cloud 」「Amazon Simple Storage Service
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