私は生まれも育ちも田舎なので、話す言葉はバリバリ訛っていた。中学生のとき、思春期特有の自意識過剰により、訛っているのが恥ずかしくなって、テレビのニュース等を参考にしながら標準語らしきものを会得した。以来30年くらい、住むところは色々変わったが、ずっと標準語らしきものをしゃべって生きている。但し、実家に帰ると言葉は少し戻る。 その過剰な自意識がまだ残っており、私は方言全開で話しかけてくる人が苦手だ。ここ(現住地)の方言であってもだ。 私にとって方言はプライベートなものなのだ。家族や友人間で使うのは良い。しかし、そのプライベートな言語を「それほどよく知らない相手」に向けるのは距離感が近すぎて宜しくない。あくまで私にとっては、だが。 私は初めての相手とはゆっくりゆっくり距離を縮めていきたいタイプだ。方言全開で話す人はそんなのお構いなしで一気に距離を詰めてくる人だ。合わない。 先日、わが社に設備修