5月31日。今日で5月も終わり。なんだか忙しい一ヶ月だった。最後に村上春樹『1Q84』を読んで、ずいぶん自分の中のいろいろなものが掘り起こされたから、そういう「感じ」がとても強くなったのだろう。自分の中の魑魅魍魎がいっせいに蠢きだしたという感じがある。ただ,断片的ながら他の人の感想を読んでいてもそういう感想っていまのところまったくない。他の人は、小説というものをそういう読み方はしないのだろうか。そういう読み方をしないで一体小説というもののどこが面白いのか、特に純文学と言われるものとか村上春樹の作品のどこが面白いのか、私にはよくわからない。だから、結局自分で盛り上がって自分で沈静化して行くだけしかなく、なんだかそういう意味ではあまり面白くないが、Book1だけで35万部売れているのだから自分と同じような感じ方をする人も皆無ではないだろう。自分と全く同じ感じ方をする人はいるはずがないけど。 な