今日あなたは、どんな「選択」をしましたか? 通勤ルートは「いつもどおり」という選択をし、ランチはラーメンにしようと選択、会議ではA案よりB案を採用しようと選択し、帰りは本屋へ寄ろうと選択したかもしれません。 そして今はこのブログ記事を読んでみようと選択してくださったわけですね。 もしかしたら今日、転職とか結婚とか、大きな選択をした方もいるかもしれません。 選択は人生を切りひらく力になる。わたしたちは選択を行い、そして選択自身がわたしたちを形作る。 この「選択」について20年も研究しているのが、NHKコロンビア大学白熱教室でもおなじみ、シーナ・アイエンガー教授。 彼女の書いた本『選択の科学 』はとても話題となりましたので、読んだ方も多いと思います。 そして最近、新たに『選択日記 The Choice Diary 』が発売されました。 本『選択の科学 』では知識が得られますが、『選択日記 Th
苅谷剛彦さんの『学力と階層』が朝日文庫から文庫化されて出た。その解説を書いた。 苅谷さんの「意欲格差」や「学習資本」というアイディアに私はつよい影響を受けており、『下流志向』や『街場の教育論』で展開した考想は苅谷さんの『階層化日本と教育危機』がなければ書かれなかったはずのものである。 その感謝をこめて書いた解説である。とりあえずこれを読んでから、書店に走ってください。 最初に読んだ苅谷剛彦さんの本は『階層化日本と教育危機』で、その頁を開いたのは、講演のために東京から千葉に向かう総武線の車内でのことだった。手に赤鉛筆を持って、傍線を引きながら読み進んだ。しだいに赤線が増えてきて、ついに一頁全体が真っ赤になったころに、降りる駅についた。本を閉じるときに、文字通り「後ろ髪を引かれる」思いがしたことを、駅前の寒空とともに身体がまだ記憶している。 日本の教育危機の実相について、私の現場の実感とこれほ
-----人生は反復であり、そして反復こそ人生の美しさであることを理解しないものは、自ら自分に判決をくだしたも同然で、しょせん逃れられぬ運命、つまり自滅のほかあるまい。(キルケゴール) 読書力の限界を押し上げる方法 読書スキルを高め、読書力の限界を押し上げる最も確実な方法は、こうだ。 再読すること。 ボロボロになりながら読み進み、ヘトヘトになって読み終えた、自分にとっての限界本を、もう一度読むことである。 もう一度読むと、一度目には気付かなかったことに気付く。 読み飛ばしていた箇所、読み取れてなかった意味や連関、といった本の中に〈書いてあること〉もそうだが、一度目には見えなかった議論の飛躍や欠陥などの〈書いてないこと〉にも思い至る。 〈書いてないこと〉のうちでとりわけ重要なのは、最初は歯が立たなかったこの本が二度目となった今では一度目ほどには難しく感じない、という気づきである。 一度目の読
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