1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:チーズには動詞がつきがち
1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:チーズには動詞がつきがち
書類の一部だけを照らす光 NHKスペシャルで、書類にこんなふうに光が当たっているのをよく見る。 「NHK 大川原化工機」の Google 画像検索結果のキャプチャ NHKが手に入れた書類にスポットライトを当てて、重要な行や単語だけを分かりやすいようにするのが典型だ。その他、暗闇の中に書類そのものをぼんやりと浮かびあがらせるやり方もある。 これを真似したいなあと思っていた。「盆踊り大会のお知らせ」のようななんでもない文書でも、こうやって照らせばなにか重大な資料みたいに見えないだろうか。 どうやって照らすか しかし問題がひとつある。これそもそもどうやって光を当ててるんだろうか。まずはシンプルに、書類に帯状に光を当てるやり方を試してみたい。 そのためにこんな方法を考えてみた。 照らしたい紙の上に透明の板を浮かべ、そこに光のスキマを作るための紙を置いて、全体を上から照らすのだ。 スマホのライトで照
1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:断熱シートでポシェットを作る
目が覚めるような鮮やかな赤色のトマトの看板に書かれた「サラダ館」の文字。 窓から覗いてみると、どうも飲食店でも八百屋でもなさそうだ。 サラダ館って、一体なんのお店なんだ? あのとき通り過ぎたサラダ館はなんだったんだ わたしとサラダ館の出会いは中学生の頃に遡る。 バスケットボール部に所属していたわたしは、練習試合があるたびに1時間に1本しかない電車に乗って、隣の、そのまた隣の町にある中学校へ通った。 紫色に蛍光オレンジのラインが入った、学校指定のジャージに身をつつみ、わらわらと駅から学校まで歩く道中にサラダ館があった。 どう考えても変な店だ。 賑やかな隊列の最後尾をだらだら歩いていたわたしだけが、大きなトマトの看板に気づいていたと思う。 サラダだけを売ってる店だとしても変だし、そもそも食べ物を売っているような店には見えない。だってショーウィンドウには「どれだけ歩いても疲れないスニーカー!」な
科学と化学が、同じようなシーンで使うのに、どっちも「かがく」という読みであり、伝えにくい……こういうことって、よくありますよね。 でも、大丈夫。化学の方を「ばけがく」とわざと読む読み方があるんです! これは便利! こういう言葉って他にどんなのがあるのか気になったので、調べてみた。 「説明読み」と言われているらしい 化学と科学が紛らわしいので、化学の化をわざと訓読みして、ばけがくと読むみたいな言葉。ウィキペディアを調べると「説明読み」と呼ばれているらしい。(武部良明「二字漢字語の音訓読み分けについて」) 正しい読みかたではないけれど、紛らわしさをさけるため、わざと読みを変える。 すぐ思いつくのは、私立と市立の読み分け。私立を「わたくしりつ」、市立を「いちりつ」と読み替える例だろう。 テレビのニュースなどでは、なんの説明もなく「わたくしりつの学校で〜」というふうに普通に読み上げるので、もはやこ
大阪在住のフリーライター。酒場めぐりと平日昼間の散歩が趣味。1,000円以内で楽しめることはだいたい大好きです。テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーとしても活動しています。(動画インタビュー) 前の記事:買った袋麺をその場で作って食べていい「ラーメンコンビニ」スタイルの店が鶴橋にあった 「ブスの店 杏」はこんな店だった デイリーポータルZで過去に公開された記事に、尾張由晃さんの書いた「楽しいスナックブスの店」がある。 2012年公開の記事なのだが、尾張さんが同じくデイリーポータルZライターの小堀友樹さんと一緒にドキドキしながらこの店に入った時のことが詳しく書かれている。すごく楽しかった雰囲気が伝わってくる。 私が東京から大阪に引っ越してきたのはこの記事が公開されたもう少し後だったのだが、近所を歩いていたら、ひさしや看板に「ブスの店」と書いてある店があって驚いた。 お店の外観はこんな感じ
1993年東京都生まれ。与太郎という柴犬と生きている普通の会社員。お昼休み時間に事務員さんがDPZを見ているのを目にしてしまい、身元がバレないかハラハラしている。 前の記事:食材持ち込み可のいちご狩りで120%いちごを楽しむ 朝一ケンタッキーはできるうちにしておいたほうがいい 近所のケンタッキーは10時開店。9:30時点で誰も並んでいない様子だ。 もっと早く開くものだと思っていたが、ブランチに近い時間。マクドナルドと違って朝限定のメニューはない。 よく考えたら朝食にフライドチキンを食べるってなかなかヘビーだ。20代のうちに試しておいてよかったな、と思う日がじき来るに違いない。朝一ケンタッキーはできるうちにしておいたほうがいいのだ。 江ノ島さんもチキンを食べに駆けつけてくれた。 朝一ケンタッキー、知人に付き添いを依頼しても軒並み都合が合わず、Twitterで助けを求めたところすぐに江ノ島さん
東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。Web制作をしたり小さなバーで主に生ビールを出したりしていたが、流れ流れてデイリーポータルZの編集部員に。趣味はEDMとFX。(動画インタビュー) 前の記事:甘いうえ辛いはちみつ ホットハニー > 個人サイト まばたきをする体 Twitter @eatmorecakes 80年代~90年代前半に販売されていたグッズたちです……! わ~~~~っ!!!! あこがれだった文具セット! シャーペンの芯と定規……!!!! 爪切りにばんそうこう~~~っ 興奮して見たものの名前をただそのまま叫んでしまった。 取材にうかがったのは編集部の古賀と安藤。 「タマ&フレンズ」が一大ブレイクをおこし、ちまたにグッズがあふれはじめた頃にちょうど小学生時代をすごしたふたりだ。 そりゃあもう、わくわくが止まらないというものだ。 ヒイイイイ、懐かしい~~っ(左から安藤、古賀、このあ
大阪在住のフリーライター。酒場めぐりと平日昼間の散歩が趣味。1,000円以内で楽しめることはだいたい大好きです。テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーとしても活動しています。(動画インタビュー) 前の記事:関西一の酷道!暗峠にある「峠の茶屋 すえひろ」が最高だった なかなか入ることのできなかった「かき広」 数か月前のある夜、用があって久々に淀屋橋へ行った。用事を済ませて地下鉄の駅から帰ろうとしたところ、「かき広」のネオンが光っていた。 光り輝く「かき広」のネオン それを見て、「え、この店って営業しているのか」と驚いた。近くを歩くたびに気になっていたが、その年季の入り具合からして、失礼ながら「もう廃業してしまっているのかも」と勝手に決めつけていたのである。ネオンが光っているということは、営業しているんだろう。 しかし、その日は急いで帰宅せねばならず、後ろ髪を引かれつつ駅へと急いだ。今度こそ
大阪在住のフリーライター。酒場めぐりと平日昼間の散歩が趣味。1,000円以内で楽しめることはだいたい大好きです。テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーとしても活動しています。(動画インタビュー) 前の記事:大阪の居酒屋で教わった「赤飯ベスト3」、千林・力餅、相合餅、四天王寺の屋台 ここ数年、チェック柄のシャツが気になっている チェック柄ってありますよね。「チェックのシャツ」と言ったりするような、格子縞の模様のことです。衣類にでも、バッグでも、ハンカチみたいな小物にでも、いたるところに使われている、とてもポピュラーな柄だと思います。 少し調べてみると、ひとことでチェックといっても色々な種類があって、ギンガムチェック、タータンチェックとか、あと、千鳥格子もチェックの一つで、英語ではハウンドトゥースと言うとか、そこにはすごく広大な文化の世界が広がっているのがわかります。 が、とりあえずここでは
1978年、東京都出身。漂泊の理科教員。名前の漢字は、正しい行いと書いて『正行』なのだが、「不正行為」という語にも名前が含まれてるのに気付いたので、次からそれで説明しようと思う。 前の記事:チリメンモンスターを食べる(デジタルリマスター) > 個人サイト まさゆき研究所 新棟 うわさの始まりは兄からだった 僕の兄は東京の西部に住み、本の保管専用のアパートを契約しているという本好きガチ勢なのだが、その兄がつくば市に住む僕にこんなうわさを伝えてきた。 「うちの近所に『コーチャンフォー』っていう、めちゃくちゃ最高の本屋があるんだが、それがつくばにも出店するぞ」と。 コーチャンフォー(Coach & Four)。カタカナ化した英語がかわいくて不思議 「最高」まで言い切っている。 何がそんなに最高なのか、さらに聞いてみたところ、この返事だった。 あの兄の心を震わせるとは、なかなかにすごい。 これは期
海外旅行とピクニック、あとビールが好き。なで肩が過ぎるので、サラリーマンのくせに側頭部と肩で受話器をホールドするやつができない。 前の記事:【551 蓬莱】の豚まん、10年越しでついに食べた > 個人サイト つるんとしている 快適な船旅 いきなり個人的な話ですみませんが、おれは北九州は小倉で生まれて、子どものときに日本各地を転々としたすえ、いまは大阪に住んでいます。九州方面へは、いまでも年に一回くらい、主に親戚に会うためにいくのですが、その際にはフェリーに乗っていくのが好きです。 いつもお世話になっているのは名門大洋フェリーという船会社です。夕方から夜にかけて大阪南港を出発、瀬戸内海を端から端までのんびり航海し、翌朝の早くに北九州の新門司港に到着する便です(もちろん逆向きの航路も)。 移動時間はおよそ13時間と、飛行機や新幹線とは比べ物にならないほど長いものの、船内には食堂あり、売店あり、
大阪在住のフリーライター。酒場めぐりと平日昼間の散歩が趣味。1,000円以内で楽しめることはだいたい大好きです。テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーとしても活動しています。(動画インタビュー) 前の記事:新大阪から新神戸まで新幹線で行ってみる 「中之島図書館のカレーが素朴でいい」と友人が言っていた 先日、「大阪府立中之島図書館」に行く機会があった。「泊」「ふちがみとふなと」「Ett」といったバンドが戦前の流行歌を演奏するという音楽イベントが館内の多目的室で開催されて、それを聴きに行くためだった。 今聴いても面白みのある昔の音楽を、1904年に開館したという中之島図書館の古い建物の中で聞くのは趣があり、楽しい時間を過ごすことができた。 私は大阪に暮らし始めて8年が経つのだが、これまで中之島図書館を利用したことがなく、建物の内部を見るのは初めてのことだった。まるで神殿かと思うような重厚な作
「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 前の記事:スローモーションはドラマチックだ! > 個人サイト 日本海ぱんく通信 西暦言いかえ辞典編纂メンバー 今回は、1980年から2020年までの40年間を各年ごとの言いかえ辞典をつくることにする。 また辞典作成にあたって私一人では偏りがでるため、今回はデイリーポータルZメンバーから以下の方々にご協力いただき、さまざまな角度からの言いかえパターンを募った。 DPZ言いかえ辞典編纂メンバー この辞典の使用例と効能 言いかえ前)「私の人生がおかしな方向に行き始めたのは、1998年です」→ 言いかえ後)「俺が家賃を10か月滞納してアパートを追い出されたのは、郵便番号が7桁になったばかりのころだ(実話)」 このようにこの言いかえを使えば、なんだ
ふるさと納税で、「オリジナル音頭をつくります」という返礼品を見つけた。そこで「自分のやってるPodcastの音頭をつくってほしい」と申し込んでみたところ、予想を上回る音頭が届いた。 かなり大きい観葉植物が部屋に2つあり、どちらも枯れている。「旅のラジオ」を毎週更新中。著書に『1歳の君とバナナへ』(小学館)、『0メートルの旅』(ダイヤモンド社)、『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』(河出書房新社)。 > 個人サイト note 「音頭」のふるさと納税を見つけた 2021年の大晦日、ふるさと納税のことを思い出した。自治体に寄付したら、税金が減額されて、ご当地の「返礼品」がもらえる。今日が締切なのを、すっかり忘れていた。 慌ててネットでお肉や果物を物色し始めたが、しっくりこない。どうせなら、この機会にしかもらえない返礼品が欲しい。そこでユニークな返礼品を探してみたところ、「防災シェルタ
あなたは菱沼聖子という人物をご存知だろうか。 菱沼聖子(以下・菱沼さん)とは、佐々木倫子先生による漫画「動物のお医者さん」に登場する獣医学部の院生である。 菱沼さんの魅力を挙げ始めたら枚挙にいとまがないが、今回は彼女の最高にイケてるファッションに注目したい。 菱沼さんが好きだ。言動の端々から溢れ出すチャーミングな人となり、飄々とした生き様、聡明な頭脳、ちょっと(いや、多分に)抜けているところ、グニャグニャの吹き出し…そしてなにより、私の心を強く震わせたのはそのファッションである。 今すぐ皆さんお手持ちの動物のお医者さんを開き、そして括目していただきたい。佐々木倫子先生の美しい線で丁寧に描き込まれた洋服のディティールを。裾が大きく広がったボリュームたっぷりのギャザースカート、細かいプリーツ、ふんだんに盛り込まれたフリル、珍妙でド派手な柄、繊細でゴージャスなレース……。 ※「動物のお医者さん
1995年、海の近く生まれ。映画と動物とバーベキューが好きです。オレンジジュースを飲んでいたコップに麦茶を注いでもらう時でも「コップこのままでいいよー!」と言えます。 前の記事:雲に乗れるドレスで空を飛びたい > 個人サイト たびっこ動物 人生初のお問い合わせ 先日、引っ越しをした。 住み始めて1週間でサイドテーブルが欲しいなと思い始めた。 床に座った時にコップと本が置けるような小さいテーブルだ。 それから3週間、家具屋を周って探したがなかなかピンとくるものがない。 売り場にないならネットの海だ!と、インスタグラムで探していたら、とんでもなくかわいいミニテーブルを見つけたのだ。 ぎゃーー!かわいい! 一目惚れだ。もうこれ以外考えられない。 特に左下の濃い茶色のテーブルが欲しい、買おう。 すぐにこの投稿元である丸万商会のホームページへ行き、オンラインショップでミニテーブルを探した。 しかし、
2年前から歯列矯正をはじめ、先日終わった。子どもの頃に行うイメージだったので、自分でもまさかこんな選択をすると思わなかった。つらい?かと思いきやとても面白い2年間だったのでレポートします。(歯の写真がたくさん出てくるので苦手な方は気をつけてください!) 急にきた「歯列矯正」欲 昔から出っ歯で、横から見ると口がモコっとして気になっていた。が、これがありのままだし…と諦めていた。 前からみても出っ歯なんですが 横から見ると口元がもこっとする。出っ歯あるある。 が、ある日YouTubeを見ていると、全く同じ悩みの人が歯列矯正を終えたレポートをあげていた。出っ歯が改善されている……っていうか大人って歯列矯正していいんだ!衝撃が走った。 20代前半ならお金の面で絶対無理だったが、いま30歳だしお金もゼロではない……でも大人がやってたら引かれないか?いや誰も見てないか!!やってみよー!ということで矯正
兵庫出身だが神戸出身ではないプログラマー。本名「岩佐 福一」。好きな瞬間はスナック菓子のチョコとクッキーの境目を噛む瞬間。 前の記事:マクドナルドの伝票で見る「メニューの略称」が自由すぎた > 個人サイト note 【2019】腕組みリーグ開幕 川崎市には、Jリーガーの腕組みを無料で鑑賞できるスポットがあるのをご存じだろうか。 商業施設「マルイファミリー溝口」と「ノクティプラザ」 それは、マルイファミリー溝口(みぞのくち)の連絡通路だ。 2022年3月撮影 ここは川崎フロンターレの特設コーナー。選手の写真や等身大パネルが展示されている回廊だ。フロンターレファンには高揚感を、ライバルチームのファンには緊張感をもたらす空間である。 このコーナーが気になり始めたのは3年前、2019年のことだった。急で申し訳ないがタイムスリップさせて頂きたい。 2019年6月撮影。これは一部であり、全体では30人
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