「技術的失業」について ー テクノロジー崇拝が資本主義を不安定化する？

テクノロジーが雇用を奪う？ 2011年にアメリカで『機械との競争（Race Against the Machine）』という本が出版され、2013年に日本語にも翻訳されて少し話題になりました。情報技術をはじめとする近年のテクノロジーが、これまで人間が担っていた仕事をかつてない勢いで代替しつつあり、すでに雇用にネガティブな影響を与えていて、かつこれからも与え続けるであろうと論じた書籍です。[*1] 本書の著者たちはアメリカ経済に関する基本的な統計データを比較して、企業の利益やGDPが伸びているにもかかわらず雇用が落ち込んだままであることや[*2]、労働生産性とGDPの伸びが90年代までは雇用や家計所得と連動していたのに、2000年代に入ると乖離し始めて、雇用と所得は伸び悩んでいること[*3]などを示し、これらの背景には、グローバル化による賃金抑制圧力と並んで「テクノロジーによる仕事の代替」が

[midnightseminar]

技術と雇用の関係についてはここにまとめてある。高齢化で人手不足になる場面もあるとか、論じ漏れている観点も多いけど。

[suginoy]

機会との競争ネタだと思って開いたら1行目で出てた。"この「格差の拡大」という観点のほうが、「機械に仕事が奪われる」という観点よりも重要だと思われます。"

[zu2]

「短期」の長さにもよるかな

[Dryad]

基本的には、福祉面では「大きな政府でベーシックインカム」しかないと思う。長期的には、機械化の進展の果てに「労働せずとも食べ物が行き渡る社会」があるはずだけど、そこまで社会を保たせられるか。

[smicho]

ふ。

[koemu]

「「格差を拡大する」という観点が重要」

[RabbitBit]

社会は義務の集合体で、機械は義務を代行する。「誰もが働かなくていい世界」を理想とするなら、機械による失業が問題なのではなく、失業により生活苦になる仕組みの方が問題。セーフティネットの拡大を求める。

[ktakemoto]

テクノロジーの危険性

[sgo2]

機械化・自動化・集約化で「仕事=やること」が減った分、残った仕事を分担し合って楽になりゃ良いのに、と思ったり。

[Raxel-Co-WecT583]

具体性が弱い。ナゼ新しい技術が新しい雇用を生むのか、またそれはどのように生まれるのが書いていない。 技術が発展しても、皆に仕事あるよって言いたいんやろうけど、そうは思えないな。数字で見せてほしい。

[Itisango]

isbn:4822249212 “情報技術をはじめとする近年のテクノロジーが、これまで人間が担っていた仕事をかつてない勢いで代替しつつあり、すでに雇用にネガティブな影響を与えていて”