宮﨑駿『君たちはどう生きるか』を観て - 内田樹の研究室

私は宮崎駿の映画のかなり熱烈なファンである。これまでいくつかの宮崎駿作品について映画評を書いてきた。宮崎作品を観た後は、いつでも語りたいことが湧き上がってきて、語らずにはいられないのである。 今回の『君たちはどう生きるか』についても、何かを語らずにはいられないことに変わりはないのだが、それはこれまでのように自分が観た映画について語ることを通じて「さらなる愉悦」を引き出すためではない。「これは一体どういう作品なのか」を何とか言葉にしてみないと、自分が何を観たのかがよくわからないからである。 これまでの宮崎作品なら、物語は完結し、ラストで伏線は回収され、映画の「メッセージ」も別に解釈の手間をかけずにもすんなりと伝わってきた。映画を楽しむためには、それで十分だった。そして、映画をたっぷり楽しんだ上で、「果たして物語はあれで完結しているのか？」「伏線はほんとうに回収されているのか？」「あんな『わか

[xnissy]

“継母ナツコは”文字列選択して反転したら続きがあるのかと思ったらなかった。コメントアウトかと思ってソース見たけどやっぱりなかった。

[nami-hey75]

ちょっとこじつけすぎかな。ワラワラはコダマよりうんとかわいいし、ポニョの宗介にはイカした母ちゃんがいた。ひとつの形に納めようとすることがすでに違うような気がします。

[masabossa]

母との別れ以外に「楽園での引きこもり誘惑の拒絶」というテーマもあった。大叔父のエピソードを通して、好きなことだけして社会と接せずに自身の世界構築すなわち引きこもることへの警鐘が描かれていたよね。

[pero_pero]

分かりにくさと言うより「裏設定の解説したがる人」の拒絶みたいなのは感じたｗ

[ustar]

個人的には飛行に対する満足感はアオサギで得られた

[donovantree]

大叔父と塔について触れないのはどうかと思うし、母との別れにカタルシスはないだろう。色んな意味で別れについての映画だとは思っている。

[kakaku01]

良い論評。母を諦める物語で主人公が飛ばないのは納得だが、一方で塔に囚われて飛べなくなった鳥たちが解放されて飛び立つところには諦める事で前を向けるようになったようにも感じられる。

[saledo]

"『風の谷のナウシカ』のアスベルにも『千と千尋の神隠し』のハクにも母親はいない。"　ちょいまて、アスベルの母親はナウシカ逃がす時に出てくるぞ。ラステルの母って名乗ってるけど、アスベルと双子だから。

[gabill]

作中で主人公は『母との別れ』を経て成長し夢の世界から脱出したけど、82歳の老人が『母との別れ』をテーマに映画を作るのは、むしろ離別を受け入れられず夢の世界に生きる事を選んだように見える。

[otologie]

空も飛ばないしトリックスターも出ないんだったらやはり現実に戻れということだけどな。その世界には重力があるのだから。母親が象徴してるもので大事なのは恩寵だけど。

[mangakoji]

母をたずねて三千里って富野アニメでもあるんだよな。見たらどのくらい富野分があるかで、なにかわかりそう

[akisibu]

作品制作を通じてトラウマ供養。迎合で己を曲げてきた傷つきも多々あったことだろう。

[Wafer]

内田樹が賛否はあれどここまで注目されるのは世も末

[doko]

"物語は完結し、ラストで伏線は回収され、映画の「メッセージ」も別に解釈の手間をかけずにもすんなりと伝わってきた"　そうだっけ？なんかここで読むのやめてしまった

[crockskun]

なんでタイトルだけ“宮﨑駿”なんだ？

[daysleeeper]

“宮崎駿はそういう「出来合いの説話原形」を棄ててストレートで救いのない「母探し」と「母との出会いの失敗」の物語を生涯最後の作品の主題に選んだ。たぶんそれが自分にしか創ることのできない物語だと思ったか”

[sakuragaoka99]

同意するかどうかは別として、彼がイデオロギーのレンズを通して語る話題でないものは割と安心して読める。決めつけが多いのはいつもの居酒屋トークだが、乗ってた楽しむか何の根拠があると感じるか、好みだろう。

[my9i]

“これまで宮崎駿はトリックスターを「かわいく」造形してきた。”

[shin2rou1971]

大叔父は現在の駿を投影していると思ったのだけれども違うの？メッセージとしては宮崎駿作品にとらわれずに踏み越えて行けみたいな

[gameloser]

個人的には、エヴァでシンジ君が「人類を補完してひとつになるか？」葛藤するシーンを冒険物語にした感じに思えた。『自殺願望』『綺麗な世界への希求』を捨てて汚い世界で傷つきながら生きていこうという感じ。

[taka-p]

めも。

[kazukan]

ポニョのお母さんのことを蔑ろにするのは良くない作法（ジブリ映画語りたいだけなんちゃう）

[bilanciaa]

世界の選択、というメインストーリーをガン無視して"「凝視」を求められる"と言われてもよくわからない。母との別れについては面白かった。

[snowcrush]

凡百のジブリ考察との差がよく分からない評論だった。そんな深読みしなくても主題は読み取れると思うけど。

[type-r]

”宮崎アニメはクライマックスシーンで少女が空を飛ぶ”　『千と千尋』以降は飛んでねーだろ（『もののけ姫』も飛んでないし、『紅の豚』で飛んでるのは豚だ）

[unakowa]

母の喪失からの復帰は大事なテーマだけどメインじゃない。創造世界の継承か、現実を生きて新しい世界を作るかがメインだと思う。

[mamasmasmas]

“脆弱”

[washi-mizok]

インコ

[okbc99]

“ただ、「こうすれば観客は喜ぶ」ということを職人としての宮崎駿は熟知していたにもかかわらず今回はそれを自ら封印した。この封印は意識的なものであることは間違いないと思う。”

[narukami]

ヒミを母そのものでなく不完全な断片として捉える見方は気に入った

[wuzuki]

“この作品におけるトリックスターはアオサギだけれど、これの本態は醜怪な容貌の中年男[…]造形的にかわいくないので、アオサギが画面に出てくるのを心待ちにしていたという観客はあまりいなかったと思う”🤣🤣

[fb001870]

ようこれだけ語れるな

[wdnsdy]

塔崩壊から抜け出る所で鳥がいっぱい飛び出してったのが飛ぶことの代わりなのかな。あちらでのインコ達はみんな飛ばずに地を這い、ペリカン達は閉じ込められていて、その飛べなかった者が飛べるようになってはいる

[natu3kan]

なんでも父性や母性に結びついて他の事象が見えにくくなるの、ハンマーを持つと全てが釘に見える的な感じはあるよね。

[la25]

あの世界は冥界とか黄泉の国とはまた違うと思うのだけれどな。死者の世界ではないし。

[shiroinu369]

ワラワラは可愛かったよ。ワラワラはまっくろくろすけとかこだまとかその枠ですよ。

[neko2bo]

“主人公が「飛ばない」というのは、観客の祈りが届かないということである。”これはなるほどそうかも知れない。

[hoshitamotsu]

インコ大王が階段を落とすシーンはある意味この映画の演出を象徴するシーンで、この映画を作った意図を鈴木敏夫ではなく宮崎駿の口からどうしても聞きたい。作者の解釈が決定的ではないことは承知で。

[Gelsy]

アスベルにはお母さんおるやろ。あれ、お母さんじゃないのか。