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GM(ガバメント・モーターズ)の衝撃:日経ビジネスオンライン
6月1日、時計の針がちょうど正午を回った時。米ニューヨークのゼネラル・モーターズ(GM)ビルの会見場... 6月1日、時計の針がちょうど正午を回った時。米ニューヨークのゼネラル・モーターズ(GM)ビルの会見場に設置されたスクリーンに、カウントダウンの時計が表示された。 1908年に創業し、20世紀の産業史に君臨した巨大自動車メーカーが、その社史に「破産」の2文字を刻む。その世紀の会見の10分前から、なぜかカウントダウンが始まる。記者の間から失笑が漏れる。そこに、GMと米自動車産業の病理が垣間見える。 資本主義に生まれた国営企業 それまで、スクリーンではバラク・オバマ大統領の演説が中継されていた。そして、繰り返しGMが復活すると強調する。 「多くの専門家が、そんなに早い(米クライスラーの)抜本的な破綻処理は不可能だと言った。しかし、それは間違っていた」。この日、米連邦破産法11条の適用を申請して破綻したクライスラーの再建案が、裁判所に承認された。わずか1カ月で破産法の手続きを終えて、「新生クライス
2009/06/08 リンク