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人は脳で食べている『味わいの認知科学』
「食べる」を深めると科学と文化になる。「おいしい」とは、舌の先から脳の向こうまでをひっくるめた経... 「食べる」を深めると科学と文化になる。「おいしい」とは、舌の先から脳の向こうまでをひっくるめた経験であり、歴史・文化的背景をも含めた現象なのだと考えさせられる。 超ブラックな映画『未来世紀ブラジル』では、レストランの場面が印象的だ。客はメニューから選ぶのだが、必ず「番号」で注文する。メニューには肉やサラダの画像が並んでいるにもかかわらず、料理の名前がない。決して「ステーキを下さい」と言ってはいけない。なぜなら、「ステーキ」なんてものはもはや存在しておらず、「合成した何か」だから。客は番号で注文し、「合成した何か」を口に入れ、「おいしい!」と叫ぶ行為を楽しむ。この未来では、食事は過去の遺物であり、料理を名前で呼ぶことはタブーなのだ。 本書を読みながら、このシーンが頭をよぎった。わたしたちは、「おいしい」ものを食べているというよりも、むしろ「おいしいと思うもの」を食べているに過ぎないのではない