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詩を必要とする人
辻征夫が詩人になろうと決意したとき、「そういうことは趣味として余暇にやれ」といわれた。 詩人は職業... 辻征夫が詩人になろうと決意したとき、「そういうことは趣味として余暇にやれ」といわれた。 詩人は職業ではない。ならば、詩は? 前回とりあげた追悼詩にしても「鮎川さん」という名前を見て「鮎川信夫」だとわかる人向けの詩である。「鮎川さん」が「上村さん(仮名)」だったら、あの詩はどうなるのだろう。 《隅田川の いまはない古びた鉄柵に手を置き 日暮れの残照に黒々とうなだれている 1965年8月の上村さん(仮名) あなたがぼくに はじめて本をくれたのは たぶんこの写真が撮影されてから ちょうど一年後の夏でした 本の名は『プレイボーイ入門』 いつも ぼんやりしていて 女の子と遊び歩くこともなく 失業ばかりを繰り返して二十代の半ばを ふらりと越えてしまったぼくの肩を ぽんと叩くような感じであなたは 《あげるよ》と ひとこと言ったのでしたが あんなに まったく 役に立たなかった本もありませんでした》 上村さ