＜米ＧＭ＞瀬戸際 再建計画、期限迫る 現実味増す破綻（毎日新聞） - Yahoo!ニュース

経営危機に陥っている米自動車大手、ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）が米政府に再建計画を提出する期限の６月１日が１０日後に迫った。肝心の全米自動車労組（ＵＡＷ）や銀行など債権者との債務削減交渉は進まず、米連邦破産法１１条（日本の民事再生法に相当）申請による経営破綻（はたん）の可能性が高まる。ＧＭ役員が保有する自社株を大量に売っていたことも問題を一層混迷させ、このままでは「静かな破綻」となったクライスラーの場合と違い、十分な事前調整ができないまま破産法申請に突っ込む最悪の事態も招きかねない。【坂井隆之、ワシントン斉藤信宏】 「経営者として無責任ではないか。米政府は株売却を許すのか」−−。今月１２日、ギブス大統領報道官の定例記者会見で、米メディアから政府の姿勢を問いただす質問が相次いだ。同日朝、ラッツ副会長らＧＭ役員６人が、自ら保有している自社株２０万株超を売却したことが明らかになったためだ。当局