低迷続く西側諸国：日本からの教訓：JBpress(日本ビジネスプレス)

日本語で「Schadenfreude*1」は何て言うのだろうか？ 1990年代後半から2000年代前半までの大半の期間を通して、西側の経済学者や政治家は嬉々として、日本が資産バブルの後に犯したミスについて日本政府に説教した。 だが、金融危機の引き金を引いた投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻から6年経った今、多くの西側諸国はまだ、それなりの成長を生み出すのに苦労している。 これらの国の中央銀行は、金利をゼロ近くに維持することを余儀なくされている。欧州諸国の国債利回りは、日本と同様、歴史的な低水準に落ち込んだ。経済学者やエコノミストの中には、「長期停滞（secular stagnation）」の新時代について話している人もいる。 危機後に西側諸国が犯した過ち 野村総合研究所のリチャード・クー氏の新著*2は、西側諸国もひどい過ちを犯したと主張している。 「我々は経済危機だけでなく、経済学の危機も

[osaan]

財産の蓄積が極限に近づくにつれ、従来の経済学は役に立たなくなる。その時何が起こるかというと“金利が限りなく0になる”“労賃がギリギリまで安くなる”“人口が減少する”←アダム・スミスが最初に予言してる。

[Mu_KuP]

「借り入れをして何を作る？」という視点が、経済学には無いのかな。／要は、全く新しいプロダクトやサービスのジャンルが少なすぎるだけ。この20年、それに該当するのは、携帯電話とそれに関わるサービスだけに見え

[lordnoesis]

他に指針がないのだから、「次の学説はきっとうまくやるでしょう」という他ない。/ 経済学が未だ占いだとしても、外れた予言を選りすぐって「100%外れる」というのは、当たった予言を選りすぐるのと同じく無意味。

[SndOp]

リチャード・クー氏が引用で出てきた。失われた10年を成功例と見ているところが面白いな。バランスシート不況の解決策は銀行を弄るしかないと思うのだが、貸し出しを制限する方向で規制強化が現在のトレンドだな。

[ystt]

「財政赤字の規模に危機感を募らせた各国政府は、早計に支出を削減してしまった。これらの政府は、早計な財政引き締めが景気回復を頓挫させた1997年の日本（あるいは1937年の米国）の例に注意を払うべきだった。」

[onigiri_srv]

クー氏の論はリーマン以降、たびたび参照されるようになりましたね。リフレの人からよく批判されますが、こちらはサプライサイドからの批判

[confi]

朝鮮日報の日本を引き合いにして自国を叩く社説と同じ臭がする

[Ereni]

12/20,27 リチャード・クー氏が軽く扱う点がいくつかある。QEの副作用の1つは、資産価格が急激に上昇したことだ。それは企業と個人のバランスシートを修復したはずだが、民間部門はまだ借り入れを行っていない。

[satis]

バブル崩壊後の日本と、リーマンショック後の欧州が陥った「バランスシート不況」について。金をドカドカ刷る金融政策より、穴を掘って埋める財政出動の方が景気刺激に。ただし需要不足への処方箋ではない。

[sea_side]

民間の借金を政府が肩代わりしろってことかしら。

[snobbishinsomniac]

失われた20年と言われるほど日本の経済状態が悪かったかなと思わないでもないという点ではある程度同意する。今は産業の盛衰が早いから日本はイノベーション+付加価値で生きていくべきだと思うがそれが難しい。

[notio]

うーん？　／失業率の数字は違うんじゃなかったっけか。／なんか色々穴がありそうな記事のような気がする。

[Shin-JPN]

クー氏ではあるが割りと真っ当な分析。真実は「日本政府の財政金融政策はこの20年そこそこいい手を打ってきた」ということ。上手くやっても現状が目一杯なのが日本の実力。マクロ環境の逆風はそれほど先進国に厳しい

[daybeforeyesterday]

うーむ

[kurihara99]

西欧も日本と同じように労働人権を無視した社会になればいいよ

[Baatarism]

リチャード・クーの話か。（英エコノミスト誌　2014年12月20・27日合併号）