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ぼく、生きてる - 星屑キネマ
全てが嫌になり、急に心が苦しくなったので、数ある有休の中の数時間をほっぽって、真昼間の街へと駆け... 全てが嫌になり、急に心が苦しくなったので、数ある有休の中の数時間をほっぽって、真昼間の街へと駆け出した。 変化がきらいだ。綺麗に整えた眉毛や好みの長さの髪の毛が伸びるのも、好きなドラマの最終回も。せっかく懐いた人の最終出勤日だったり、上司が変わったり。中学一年生の頃、毎日のように飲んでいたタピオカミルクティーのことを同級生は、「よくそんな飲めるね」と言った。その数年後、爆発的にタピオカブームとなり、その同級生は、毎日飲んでいたそうな。学生時代、毎日マスクをしている私を見て、変だと言った彼女。今は、世界が、毎日マスクをしているね。握手会まで参加して推していた好きなアイドルが、卒業し、芸能界から姿を消しただの、好きな有名人が、亡くなっただの、そんな毎日の変化がいやだった。 中学生、高校生の頃、5時に起床して、22時には布団に入っていた。朝は決まって、パンを食べ、6時発の電車に乗り、月曜から金曜