ジョーカーが事件を起こしたことについて

ジョーカーのコスプレをした切りつけ魔が出たという。以下では、昨年書いてお蔵入りになったジョーカーについての文章を掲載する。 映画「ジョーカー」と第３アプリオリ――階段を下りること、あるいは社会という呪い ２０１９年に公開された映画「ジョーカー」についての話をしたい。この映画は、一人の男がジョーカーという、バットマンに対するヴィラン（敵役）へと「堕ちる」様子を描いたものである。その男・アーサーは、治安が最悪なゴッサムシティ（１９８０年頃のニューヨークを元にしている）に住む白人の中年であり、不適切な状況でも突然笑いだしてしまうという障害を抱えており、コメディアンを目指しているものの現在はピエロの仕事で食いつなぐ貧困状態にあり、同居している母親の介護で疲れ果てており、その母親は大富豪がいつか自分たちを助けてくれるという話を繰り返すばかりであり……。さらにはあるとき市の緊縮により福祉サービスが打ち

[smeg]

ババをひく人をなくすのではなく、ババをひいてもひどいことにならないようにするというのが福祉の充実ということだと思うのだが

[aquatofana]

ジョーカーって結局「特権にあぐらをかいてた白人男性の一人が、被害妄想を爆発させて無敵の人になる」って話を美化しただけでしょ(思いを寄せる女性の扱いもそうだし、黒人なら即射殺されて終わる)。そら孤独よね。

[q-Anomaly]

魅力的な文章だ。この文章を政治や事件とは関係づけず純粋にレビューとして味わいたい。

[chikisio]

自然と対峙して生命のちっぽけさを感じることで、自分は社会という概念が、評価指標が、虚無だと思えて少し救われる。が、定期的にしなければ呪いに囚われてしまうので、脱出が難しいのはその通りだなぁと。

[hib3]

ジョーカーはジョーカー知らない人が上辺だけ見て暴れるところまでが作品で、SNS上で作品に感化されたピエロ達が暴れてたのがまさにそれだった。今回のもジョーカーと言うより成人式の格好をしたピエロだよ

[AKIMOTO]

ワンオペ育児に苦悩するジョーカーしか知らないので

[baronhorse]

あの犯人はなんで白塗りしなかったのかね

[scipio1031]

あんな中途半端なコスプレで、ココリコ田中のTANAKER続編の芽が絶たれたどうしてくれる。

[Domino-R]

彼のように耐え難いほど奪われた場合、残念なことだが多くは自殺を選んでいる。この件もある種の自殺と言えるが、だが彼は死の前に「思い知らせる」ことを選んだ。この「元気」は一体どこから来るのか、とは思う。

[kuzudokuzu]

たとえば尾崎豊に憧れて犯罪をおかした人を「尾崎豊が事件を起こした～」と言えば、それはもうその時点で容認・擁護なんだよね。あれは模倣犯に過ぎない。シンパが過ぎる。偽りのストーリーを伝える甘美に酔ってる。

[kirakiranamevictim]

……であるなら、「ジョーカー」のカードを押しつけられた人間を救済できるのは何か？　この問いへの模範解答は「宗教」だろう。だが今日の社会では伝統宗教はしばしば単なる「憩いの場」に堕している……。

[AspergerSyndrome]

結論は各々が考えることだが、私の場合年に一度の野焼きに参加して炎の脅威に晒されていると、人の無力さや弱さを物理的に感じることで人の奢りや傲慢さをリセットされている気がする。儚く弱い存在には倫理が必須だ

[nicoyou]

“社会がどうであれ、政策がどうであれ、社会は常に不平等でありつづける。福祉を充実させればさせたなりの形で、社会は〈下〉の人間を生み出し続ける。”

[m7g6s]

ジョーカーが事件を起こしたんじゃなくジョーカーのコスプレをした馬鹿が事件を起こしたんだぞ。大丈夫か？

[youtanwa]

''召命や天職という概念が、社会のなかに自分の居場所があるはずであるという観念が、いや、あるいは社会という存在そのものが、ひとつの呪いであると思える。''

[neputa]

人類は生存競争を原点とする自然界から逸脱して本能的に平等を求める生物へ進化を遂げられるのか。そもそもそうなりたいのだろうか。今回のような事件を見聞きするたび意識を持つヒトであることが辛く感じる。

[hatebu_ai]

よく考えたら、ジョーカーって「トランプ」の中のある一枚のカードだったりするんだよね

[alice-and-telos]

映画ジョーカーは名作だったと思うけど、今回の犯人って別バージョン(人格)のジョーカーじゃない？

[ko2inte8cu]

舶来物のジンメルを持ち出すとは大仰な。日本には杉原美津子がおる

[NSTanechan]

“ここに至って私には召命や天職という概念が、社会のなかに自分の居場所があるはずであるという観念が、いや、あるいは社会という存在そのものが、ひとつの呪いであると思える。”