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「幼児期のムンプス罹患が増えていることへの警鐘」 - 感染症診療の原則
日本では水痘とムンプスのワクチンが定期ではないため、接種率は20-30%といわれています。 このため、... 日本では水痘とムンプスのワクチンが定期ではないため、接種率は20-30%といわれています。 このため、現在各地で流行をしています。 一般の人の感染症の理解は、麻疹なら「ぶつぶつと熱」、ムンプスなら「顔がはれる」といったところです。 治るんだしどうせならなっちゃった方が安くすむ(?)といった誤解もあります。 医療者の考えるリスクは麻疹なら急激な免疫不全、それに伴う肺炎等を考えますし、治癒したあと数年後に発症する脳炎のリスクもあります。水痘なら帯状疱疹、ムンプスなら髄膜炎や難聴も考えます。 ワクチン接種の際に検討すべきリスクは、ワクチン接種での副反応と自然感染での健康被害なのですが、後者の問題は情報としてうまく伝わっていません。というか、専門家は伝えようとしているのか?が問われています。 今年の5月のIASR(国立感染症研究所と厚生労働省結核感染症課が発行)にも関連レポートが掲載されています。
2016/06/06 リンク