とれるだけ仕事をとってはいけない : タイム・コンサルタントの日誌から

最初に、損益分岐点の説明からはじめよう。企業は、製品やサービスを売って売上を得る。しかし、世の中にタダの物はないので、そこには必ず費用（原価）が発生する。その費用が製品の販売数量に単純に比例する場合、企業は売上に比例した利益を得ることになる。この関係を図(a)に示す。横軸は、売上である。工場の視点から言うと、売上向上すなわち稼働率向上を意味するから、横軸は稼働率と見てもよい。縦軸は金額で、実線が売上高を、点線が費用を示す。費用は純粋に、売上高に比例する。これを変動費ともいう。売上に伴って、変動するからである。たとえば製品を作るのに必要な原材料の購入費がそうだ。あるいは、製品を加工するための外注費などもそうだ。 ところが、企業にはこれとは別に、売上高にまったく関係なく、固定的に発生する費用がふつうある。これを固定費という。その典型例は、設備機械の減価償却費である。あるいは、従業員の給料なども

[glassroad]

まったくその通りなんだけど、「自分の組織の処理能力」を正しく把握できるような体制、システムを敷くことができるなら文化的に営業ドリブンには陥らないよね。

[dadapon]

ある種の「反知性主義」が実業界の一部では根強いと思う。「そういうのは学者先生の血の通ってない理論で、うちの現場には関係ない」とか今でもいう人は多い。

[zuna]

＞上記の理屈は、ふつうに考える能力のある人なら、理解できる範囲のことである。←そのふつうに考える能力が、うちの社長にはないんだなぁ…

[Rinta]

汗をかいただけ儲かると信じてる人達が退場しないとダメだろうな。私は、腑に落ちる理屈だと思う。

[ysync]

「ほとんどの企業では営業部門を『売上高（受注高）』で目標管理しているから」間違った目標管理ってホント糞だよな。

[tanmeso]

あっこれまんが道に書いてあった奴だ

[bell_chime_ring238]

"自分の組織の処理能力を超えて受注してはいけない。"これこれ。簡単な話なんだけどなあ。

[saitoudaitoku]

「その結果、見積の精度が落ち、不採算で仕事を受注してしまうのだ。そして、いったん赤字のジョブを受注してしまうと、その問題を押さえ込むために、さらにベテラン人材を張り付けざるを得ない」

[reachout]

現場の工場長レベルでは十分に理解出来ていることだろうけれども経営陣はわかってない可能性大というのはある。そしてIT業界は軒並みみんな分かってない上に現場もわかってない。

[u_1roh]

ザ・ゴールだ。この場合は優秀なベテランがボトルネックだから、優秀なベテランを定点観測して仕掛り量を一定以下にコントロールすれば良いのかもね。

[belka333]

文系というよりは体育会系っすね

[oqzl]

おもしろい

[ryuzee]

“全体の費用 ＝ 固定費 ＋ 変動費 ＋ 製造待ち行列にかかる余計な費用”

[mag4n]

勉強になる

[hagurin_Lv1]

バッファをとらねば

[stockedge]

“たとえ市場環境が好況であっても、“この際、とれるだけ仕事をとろう”、としてはいけない”

[BIFF]

「受注量を増やしすぎるとかえって赤字になる」ことが「最近の研究」で明らかになったというのが意外だった。。

[y_r]

仕事量大杉 -> 着手遅延 -> 中間成果物としてまともに動かないものを出す -> 客激怒　という流れを見ているだけに…

[spacefrontier]

3/3の記事 / 興味深い研究。 工場稼働率が100%に近づくと待ち行列管理コストが膨れ上がって赤が出るのか。また、好況時に受注を受けすぎると見積もり精度が低下して結果的に利益の低い案件を多く受注して危険と。

[You-me]

受注に波があると長期的な成長が低いと

[sagami3]

ほんこれ。かなり危険水域なんだけど

[kiyo560808]

重要。たとえ市場環境が好況であっても、とれるだけ仕事をとろうとしてはいけない。自分の組織の処理能力を越えて受注してはいけない。たとえ稼働率100%に満たなくても、危険水域を越えて受注してはいけない。

[tanakakoichi9230]

『受注型ビジネスでは「危険稼働率」を越えてはいけない。損益分岐点と同時に注視すべき指標』

[uhe_uhe_uhe]

冷や汗が止まらない・・・

[airj12]

「(略)いったん赤字のジョブを受注してしまうと、その問題を押さえ込むために、さらにベテラン人材を張り付けざるを得ない。また赤字プロジェクトは納期も遅れがちだから(略)」既視感あるなあ…

[norip44]

自分と自分の組織の処理能力を正確に知ること。制作費の見積りを間違えないこと。

[suginoy]

“たとえ在庫の発生しないサービス業でも、それが受注ビジネスであり、かつ受注前に見積設計作業が必要であったら、受注量を増やしすぎるとかえって赤字になることが、最近の研究で明らかになってきているのだ。”

[tamadon3776]

とれるだけ仕事をとってはいけない : タイム・コンサルタントの日誌から

[nakagawamakoto2007]

RE 毎年の受注量に上限を決めて、受注量の平準化を図る戦略が、もっとも安定して収益を上げられる

[maicou]

最近の音楽家もみんなこれで早死してる。

[moccos_info]

“稼働率が高くなり100%に近づくと、急激に待ち行列が長くなる”

[norton3rd]

きほんの『き』

[uhyorin]

"自分の組織の処理能力を超えて受注してはいけない。それどころか、たとえ稼働率100%に満たなくても、危険水域を超えて受注をしてはいけないのだ。" 利益を出せるベテランの稼働時間は有限ですし。

[zu2]

" たとえ在庫の発生しないサービス業でも、それが受注ビジネスであり、かつ受注前に見積設計作業が必要であったら、受注量を増やしすぎるとかえって赤字になることが、最近の研究で明らかになってきている"

[secseek]

妥当な意見なんですが、いくら合理的でも稼働率が下がるとか言って受け入れられそうにないですね。その稼働率を上げすぎるのが危ないって話のはずなんですが。

[yuta_entre]

めちゃくちゃいい記事。機能開発をやりすぎるとインハウスの開発でもバグが多発して、収拾がつかなくなる

[shozzy]

これはしっかり覚えておきたい。

[yancy1969]

待ち行列とかシステムも全く一緒でなるほどな〜という感じ/とれるだけ仕事をとってはいけない : タイム・コンサルタントの日誌から

[TakayukiN627]

つまり、毎年の受注量に上限を決めて、受注量の平準化を図る戦略が、もっとも安定して収益を上げられる。

[MS310ru]

この記事はとてつもなく良い記事だ。日本に今最も足りない考え方だ。多すぎても、少なすぎてもいけない。仕事量の調節は大切。