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ミノムシ(蓑虫)が減っているって本当? ――絶滅危惧種になったミノムシの最新事情 |文一総合出版
秋の深まる頃、風物詩の昆虫といえば、ミノムシ(蓑虫)を思い浮かべる人は多いと思う。私たちにとって... 秋の深まる頃、風物詩の昆虫といえば、ミノムシ(蓑虫)を思い浮かべる人は多いと思う。私たちにとってそんな馴染み深いミノムシ、でも意外とその特徴や生活史については良く知られていないが現状ではなかろうか。 そこで本稿では、日本産ミノムシについて紹介していく。 ミノムシとは? そもそもミノムシとは、ミノガ科というグループに属する蛾の幼虫の総称で、日本で約40種類ほどが知られている。 その中でもよく見かけるのが「オオミノガ」「チャミノガ」の2種である。 蛾の仲間は、冬期の過ごし方が、卵、幼虫、蛹、成虫とさまざまであるが、日本産ミノガ科については、秋に成虫になるごく一部のミノガ(ネグロミノガ、アキノヒメミノガ)を除いてほとんどが幼虫で越冬する。 ミノムシはどのように簑を作るのか 一生を蓑の中で過ごすオオミノガの雌成虫は、蓑の中で産卵する。初齢幼虫は蓑の中で孵化し、孵化直後の幼虫は、まだ蓑をまとっていな
2022/03/14 リンク