水の中に魅せられて ー生き物について知りたいと思った時、身近なペットや公園の草木などを調べることもできますが、なぜ南極の水の中の生き物を調べる研究者になったのですか? 子どもの頃から目に見える地上の世界より水中世界に不思…
【さかなかるたプラスとは?】 ●お求めやすい6枚組セットのさかなかるた! これまでに多くの方から要望を頂き、「さかなかるたをどんどんプラスして欲しい!」「お試しで数枚だけ買いたい!」というようなご要望をもとに作った、6枚組の「さかなかるたプラス」です。 通常の「さかなかるた(24枚組:税込3,960円)」と同規格のため、組み合わせて遊ぶことも可能です。 特殊な印刷技術によって本物の魚のような質感を再現しており、魚の表面(ウロコやキラめき等)のみで何の魚かを当てて遊ぶことができます。また、素材には合成紙ユポを使用しており、お風呂などの水の中でも遊ぶことができる耐水仕様です。 【海の釣魚版について】 「さかなかるたプラス」の第2弾となる本商品は「海の釣魚版」となっており、スズキ(シーバスやメバル)といった、海釣りの人気な魚たち6種のラインナップとなっています。 【内容物】 ・取り札 × 6種
萩原朔太郎の第1詩集『月に吠える』(1917年)は、大正口語自由詩を代表する作品としてよく知られる。 この詩集に頻出するモチーフの1つが、タイトルにもなっている「月に吠える犬」「病める犬」だ。 月に吠える犬は、自分の影に怪しみ恐れて吠えるのである。疾患する犬の心に、月は青白い幽霊のやうな不吉の謎である。犬は遠吠えをする。 (「序」『月に吠える』) 本稿で調べたいのは、「月に吠える獣(狼/犬/その他)」というモチーフの歴史的形成である。朔太郎の詩全般がそうであるように、「月に吠える犬」という一見なんということもないモチーフもまた、明治維新以後の文化交渉(東洋/西洋、都市/地方など)の中で生まれた。このダイナミズムを記述することが、私の(建前に近い)根本的なモチベーションだ。 ただ本件は未だ調査途上にある。今回は狼を中心に据えて、分かったこと・分からなかったことをまとめた。 日本の「月に吠える
近年、カブトムシが住宅街の庭木「シマトネリコ」に昼夜問わず大集結するという奇妙な現象が、各地で目撃されているのをご存じでしょうか。「ダーウィンが来た!」のディレクターとして、謎の解明に乗り出した私たちは、研究者の最新研究の成果から、シマトネリコの極端に少ない樹液量や、カブトムシの雄が発するフェロモンが、大集結の原因になっている可能性にたどり着きました。そして、取材には意外な結末が待っていたのです。 【前の記事を読む】『住宅街でカブトムシが「大集結」する驚きの理由…カギは謎の「足蹴り動作」だった』 【はじめから読む】『カブトムシが住宅街の「植木」に謎の大集結!徹底調査でたどり着いた「意外な原因」』 ある法改正が大量のカブトムシを生み出した!? 私たちの前に最後に残った謎。それは、住宅街の現場に、どこから大量のカブトムシがやってきたのかという、いわばストーリーの根本です。その答えは、取材した都
岩手県立水沢農業高等学校の前身である胆沢(いさわ)郡立胆沢農業学校は、明治36年(1903)に開校しました。同校で明治・大正時代に使われていた教材や標本が農場の倉庫から見つかり、当館に移管されました。 この資料は、明治~大正時代に教材として製作販売された、全長60cmの蚕(かいこ)の模型です。紙粘土と木、針金などで作られています。体は上段・中段・下段の3つに分解でき、内部には精巧(せいこう)に作られた消化管や絹糸腺(けんしせん)などが収められています。 当時の日本では養蚕業(ようさんぎょう)・製糸業(せいしぎょう)が非常に盛んで、農学校においても養蚕は重要な指導項目の一つでした。蚕の解剖(かいぼう)実習も行われ、同じような模型が各地で使用されていましたが、現在まで残っているものは少ないようです。 箱書きから、胆沢(いさわ)郡立胆沢農業学校で大正8年(1919)に購入されたことが分かります。
著: 玉置 標本 「365日野草生活」を掲げているのんさんは、ちょっとしたきっかけからどこにでも生えている野草の魅力に目覚めて、観察する時間がもっと欲しくなり、思い切って会社員を辞めて野草で食べていくと決意したそうだ。 そこまで野草にハマっていったいきさつ、野草観察のポイント、そして好きなものを趣味から生きる糧へと変えていった貴重な経験談を伺った。 きっかけはペットのウサギが食べられる野草探しだった 野草愛好家としてテレビやラジオなどに多数出演しているのんさんだが、意外にも野草を好きになった時期は、かなりの遅咲きだった。 のんさん(以下、のん):「生まれたのは青森です。父が転勤族だったので、五歳くらいで山形へ引っ越して、中学校からは横浜、大学時代は東京。社会人になってからは多摩川の近くに住んでいます」 ――野草好きだけに、山形に住んでいた頃は野山を駆け回るタイプだったのですか。 のん:「そ
サブタイトルは先史世界の初期絵画表現。原著タイトルは”Scenes from Deep Ttime: Early Pictorial Representation of the Prehistoric World” 19世紀のパレオアートについての科学史 「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造」展 - logical cypher scape2の副読本として読み始めたのだが、行く前に読んでおくべき本だった*1。少なくとも、恐竜図鑑展の第1章についての理解度は爆上がりするし、「パレオアートって一体何だ」というモヤモヤ感もある程度は解消する。 この本の存在自体は、以前から知ってはいたのだが、邦訳があることを認識していなかった*2。実は原著は電子で買っていたのだが、そのまま積んでいた。英語で読める気がしないので邦訳があってよかった*3。 聖書の挿絵についての伝統を伏線としながら、過去の伝統から何を
現在の日本では、犬や猫、小動物や鳥など、様々な動物がペットとして飼育されていますが、江戸時代にも鳥をペットとして飼育するブームがありました。鳥の飼育は奈良時代から行われていましたが、江戸時代には鳥好き大名が海外の鳥を盛んに輸入しました。中期頃になると、庶民の間にも広がっていき、家での飼育だけでなく、鳥の見世物の施設ができました。孔雀茶屋、花鳥茶屋といった施設で、飲食と組み合わせて異国の珍鳥を楽しみました。 また、資金力のある大名の中には、多くの鳥を描いた図譜を作成する者も現れました。自ら絵を描き、あるいは本草学者や画家が描くことで、美しい図譜が作成されました。 ここでは図譜に描かれた鳥を通して、江戸の人々と鳥との交わりを少しご紹介します。 大名、旗本・上層武士、貴族たちが飼った鳥江戸時代にヨーロッパ人が飼育していたカナリアやインコが持ち込まれました。いわゆる「鎖国」の時代に、将軍家や大名が
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:生茶を手作りする > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 楽しかったんですよ。 四つ手網を上げるために岡山へ 私は埼玉在住なので、岡山の地はまあまあ遠い。せっかくだからと途中の大阪に数日滞在して、今回の幹事であるナオさんと一緒に取材やらイベントやらをこなしてから、旅の最終目的地として四つ手網へと向かった。 今回のメンバーは全部で7人らしいが、ナオさん以外はまったく存じ上げていない方々。事前に用意されたLINEグループで多少の情報共有はあったのだが、そこは5人だけだったし。 いろいろとふわっとしているが、不安よりも楽しみの方がずっと大きい。四つ手網の小屋とは一体どんな場所で、なにが網に入るのだろう。 新大阪駅から新幹線で岡山駅へ、誘
エツは日本では有明海とその流入河川だけに生息する珍しい魚で、毎年この時期になると産卵のために川へと遡上してくる。
Webサイト「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑」を運営している、 水産アドバイザーの藤原昌高さん登場。 魚貝類図鑑、そして魚の魅力や他では聞けない美味しい魚の話など、 「魚」のプロフェッショナルに伺いました。 Webサイト「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑 コチラ 市場魚貝類図鑑 ぼうずコンニャク Webサイト「市場魚貝類図鑑 ぼうずコンニャク」を運営、 日本全国の魚の調査をしているプロフェッショナルで、 「ぼうずコンニャク」というのは、もともとチゴメダイという 魚の名前で、ぼうずコンニャクという名前に改名され、 その調査を始めたのがきっかけで、魚介類図鑑を作り始めた。 市場魚貝類図鑑は人と関わりのある水産生物を全て掲載している。 例えばブリ、呼び名や全体写真から、 どんな料理法があるかなどが書かれていて、魚の辞書のような物。 1万種類程度が掲載されていて、同時に寿司図鑑という 寿司の図鑑
Knitted glove made of sea silk, from Taranto, Italy, probably from the late 19th century Pinna nobilis shell and byssus The extreme fineness of the byssus thread Sea silk is an extremely fine, rare, and valuable fabric that is made from the long silky filaments or byssus secreted by a gland in the foot of pen shells (in particular Pinna nobilis).[1] The byssus is used by the clam to attach itself
【プレスリリース】「奈良のシカ」の起源に迫る ―紀伊半島のニホンジカの遺伝構造とその形成過程― 公開日 : 2023-01-31 10:00 奈良公園に生息するニホンジカは、神の使いとして古くから厳重に保護が行われてきました。現在、すっかり人馴れした奈良公園のシカは、せんべいをねだる姿が多くの観光客をひきつけるなど、観光資源のひとつとなっています。しかし、これらのシカの由来に関する遺伝的研究はほとんどなく、周辺地域のシカとの遺伝的な違いについても明らかになっていませんでした。そこで奈良教育大学、福島大学、山形大学からなる共同研究グループは、奈良公園と紀伊半島各地のニホンジカを対象に詳細な遺伝解析を実施しました。その結果、大きく以下の3点が明らかとなりました。 ⚫ 奈良公園のシカは周辺地域と近縁ではあるものの独自の遺伝子型を持つ集団であること ⚫ 奈良周辺地域のシカ集団は1000年以上消
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く