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橘玲さんの「週刊文春」連載が『女と男 なぜわかりあえないのか』(文春新書)として書籍化。コロナ禍... 橘玲さんの「週刊文春」連載が『女と男 なぜわかりあえないのか』(文春新書)として書籍化。コロナ禍を経て人々の“ディスタンス”はどう変化するか。アフターコロナの男女関係を進化論から考える。 ◆ ◆ ◆ 今回のコロナ禍を経て、「女と男」の関係はどうなっていくのか。それを考えるにはまず、進化の過程でヒトに埋め込まれた本能を知る必要があります。 人類(ホモ属)は700万〜500万年前に東アフリカでチンパンジーとの共通祖先から分かれ、諸説あるものの、現生人類(ホモ・サピエンス)が登場したのは約77万〜55万年前、アフリカを出てユーラシア大陸へと広がったのは約5万年前と考えられています。農耕が始まったのは約1万年前ですが、これは進化にとってきわめて短い時間で、どれほど科学や文明が発達しても、私たちはいまも旧石器時代の脳で暮らしています。
2020/07/13 リンク