海中で溺死、2歳の子供が急性硬膜下血腫で死亡…7人が惨殺された「北九州監禁連続殺人事件」の事件現場〈逮捕から22年〉 | 文春オンライン

中学生時代の松永太死刑囚（中学校卒業アルバムより） また、同年7月に起こしていた、詐欺事件と暴力行為等処罰に関する法律違反事件についても、警察による捜査が始まっていた（後にそれぞれの容疑で指名手配）。 そうしたことから、「ワールド」に最後まで残っていた従業員の山形康介さん（仮名）を伴って、柳川市から逃亡したのである。彼らはまず石川県七尾市を目指したが、現地の住居に松永が難色を示したことで、すぐに引き返してやってきたのが北九州市だった。 布団訪問販売会社「ワールド」の事務所兼自宅ビル（本社ビル） 2002年撮影 ホテルや旅館を除く16部屋を賃貸契約していた 松永が生まれたのは北九州市なのだが、父親が柳川市の実家へ戻ったことで、小学生時代には柳川市に引っ越している。とはいえ、「ワールド」時代に従業員の実家がある北九州市に支店を出していたこともあり、決して土地鑑がないわけではない。 そう