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「昇給差」を説明できない会社は若手に逃げられる
働き方改革に伴い、人事制度を再構築する企業が増えている。これまで曖昧にしてきた部分をクリアにする... 働き方改革に伴い、人事制度を再構築する企業が増えている。これまで曖昧にしてきた部分をクリアにすることが、社員のモチベーションを引き上げる。一番のポイントは、昇給の差、賞与の差を説明できる人事制度にすること。「なぜ、A君の昇給と私の昇給に、○円の差があるのか」。この質問に明確に応えられない会社は、人が辞めていく。人事制度構築を手掛ける松本順市・ENTOENTO社長に聞いた。 社員が思うように動いてくれないと悩む経営者が増えています。成果に応じて賃金を上げる人事制度を導入しても、あまり効果が得られていません。 松本:それは経営者の多くが「人事制度=賃金制度」と勘違いしているからではないでしょうか。 私が考える人事制度は、昇給や昇進を決めるためのものだけではなく、社員全員に成長する機会を与えることを目的にしています。社員が成長しながら、会社の業績も上がる仕組みになっています。 松本順市(まつもと