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電通でつくった新規事業を、結局ベンチャー企業に売ってしまった話。(後編)|小島 雄一郎
ビジネスにおいては、成功体験よりも失敗体験の方が多いはず。そんな思いから「#とある電通人の失敗」... ビジネスにおいては、成功体験よりも失敗体験の方が多いはず。そんな思いから「#とある電通人の失敗」として、僕が実際に体験した失敗談について記事にした。 後編となる今回は、立ち上げて10年目をむかえた「新規事業」のその後と、そこから得た学びについて語りたいと思う。 ■細々と続けていた新規事業10年前、意気揚々と立ち上げた新規事業だったが、その存在感は社内でも、自分の中でも薄まっていった。 ・直接収益は少ないけど ・既存事業にいくばくかのよい影響もあるし ・大きな維持費もかからない だったら、細々と続ければいいか。 そんなポジションだ。 実際、僕が立ち上げた「サークルアップ」という大学生向けのアプリ事業は大きくスケールすることはなかったが、企業からのオファーに応えることでサークル活動費が支援されるというメリットもあり毎年5000〜8000人の新規ユーザーを獲得していた。 企業からのオファーの答え
2023/06/13 リンク