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スカウト媒体、人材紹介からの提案、そしてキャリア相談でここのところ多く見られるのが「社会人経験年数より在籍社数の方が多い」という第二新卒の方々です。 心ない情報商材、人材業界に翻弄されているケースが多く、由々しき問題だと感じています。今回は「ジョブホップする第二新卒」と題してこの問題を整理していきます。五月病で退職を考えている新卒の皆さんにも参考になれば幸いです。 今年に始まったわけじゃないけど、短期離職を2社、3社と続けると非正規か非正規みたいなSESしか選択肢が無くなるんだよなぁ… 新卒で入った会社を1日で辞めた男性を直撃「配属ガチャに不信感」「自分の希望は全く考慮されていない」 “退職代行サービス”の利用も急増https://t.co/nDH4dGU99H — 久松剛 レンタルEM/合同会社エンジニアリングマネージメント (@makaibito) May 2, 2024 次回YOOR
多くの人に知って欲しいアップルの取り組み私は都内の私立中・高で英語科の教員として生徒たちの指導をするかたわら、Apple Distinguished Educator(以下、ADE)として、日々進化を続けるテクノロジーと教育の関わりについて研究を続けています。 ADEとは、iPadやMacなどアップルの製品を活用して素晴らしい(革新的な)教育実践を行っている教育者のこと。 アップルからADEに認定されると、世界中の教育者の集まりであるADEコミュニティの一員として仲間に加わることができます。 ADEの認定については通常2年に1度ADEの募集があり、その際に自分の教育実践を短くまとめたビデオなどの作成・提出が求められます。 ADEコミュニティには『信頼できるアドバイザー』『熱心な提唱者』『真の執載者』『グローバルな大使』であれ、という4つの大きな理念があります。 ただ単にiPadを教室で使っ
株式会社Another works代表 / 日経COMEMO KOLの大林です。複業したい個人と企業・自治体を繋ぐ総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営しております。 USJ、人材採用大胆に 地方・国籍・年齢「NO LIMIT」で ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以後USJ)の人材採用について特集された記事ではUSJの新たな取り組みについて詳しく紹介されています。USJでは、人手不足・採用難を機に、従来主力となっていた「関西に住む学生アルバイト」への依存を解消し、いままで取り組んだことのなかった「関西以外からの採用」「ワーホリを利用して来日する外国人」「シニア人材の獲得」に力を入れているといいます。 記事内では「学生は卒業を機に退職するため1年を通して採用を安定させずらい」と従来の採用における課題が示されています。 今後、減り続ける労働力人口と激化する採用競争において
サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は2024年3月29日、日本企業が将来的に開示を義務付けられるサステナビリティ情報開示について、公開草案を発表しました。このSSBJは、国際的なサステナビリティ開示基準を開発するIFRS財団、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の基準に対応し、日本版のサステナビリティ基準を開発することを目的としています(ISSBは2023年6月にIFRS S1「全般要求事項」とS2「気候関連開示」という基準を発表しています)。 本記事では、このSSBJの基準がなぜ注目されているのか、日本企業に求められる変革とは何かを中心に解説します。 なぜSSBJ基準が今、重要なのか今回発表された公開草案は、まだ完全ではなく、一連のサステナビリティ情報開示基準における第一弾という位置付けです。上記のIFRS S1に対応したサステナビリティの開示に関する一般的なルールや、S2に対
※「スキ」してる人はボクも好きです!へんてこなアイコン写真がランダムに出ますので、ぜひポチってみてくださいね! まずはこの記事。 リスキリング、話題ですよね。 日本は世界的に見て、とにかく「学ばない国」なのだそうです。 とある調査では、2位のオーストラリアにダブルスコア近い差をつけて堂々の1位! 全然胸張れない!www もちろん、極端に自己批判的な国民性もあって「こんなの学んでるうちに入らない」っていう評価を自分に課してるかもしれませんけれど、「本も読まない」って人が相当数いるそうな。 これはちょっと危機感持った方がよさそうです。 学ばないってことは、新しいものが入ってこないわけです。 そうなると、過去の知識や経験に頼らざるを得ない。 その知識や経験が、永続的なものであるならいいのですが、そんなものは今後は稀少なものになるのは間違いないですね。 今世の中は、とにかくアップデートのスピードが
どうも、すべての経済活動を、デジタル化したい福島です。 今日は最近ぼんやりと考えている「1か無限」の話をしたいと思います。 デジタルが前提となった社会で、企業が取りうる選択肢は、1か無限かのどちらかであるという話を最近は考えています。 1か無限か1か無限かというのは、「1=極限まで製品ラインナップをしぼる」、「無限=極限まで製品(情報)ラインナップを増やす」という両極端な戦略です。 1か無限1の会社の典型例は、AppleやTeslaです。無限の会社の典型例はGoogleやAmazonです。 1の会社1の会社は、製品ラインアップを極限まで絞ることで、品質を高めます。 かつての携帯電話や車などは、様々な機種・カラーが存在することが前提の産業でした。しかしAppleやTeslaは1つのラインナップで多くのユーザーに普及させることに成功します。スティーブ・ジョブズがCEO復帰した際にはじめに着手し
新社会人の皆さんも多いでしょう。「額面と比べるとなぜこんなに手取りが少ないの?」-そんなふうに思われる方もいるかもしれません。そんな方は、振込額(手取額)だけではなく、毎月の給与明細を確認してみましょう。また、人によっては最初の初任給は15日分という場合もあります(15に締め、25日払いなどの場合)。給与明細で見るポイントは大きく次の3つです。 給与明細は「勤怠」「支給」「控除」の3つを見ればよい給与明細は基本「勤怠」「支給」「控除」の3つで構成されています。 「勤怠」とは 「勤怠」は、「勤務日数」や「欠勤日数」「残業時間」「有給消化日数」などを示す欄です。残業時間などは間違いがないか確認をしましょう。 「支給」とは「支給」は、会社から支給される報酬です。「基本給」に加えて、「役職手当」や「家族手当」「住宅手当」「通勤手当」「時間外手当」などから成り立ちます。 「給与の2.5カ月分」などの
現在、アメリカ中の120を超える大学で、ガザでの虐殺に対して抗議をするデモが行われている。抗議活動を行っているZ世代は、賃金の低迷や物価の高騰、ホームレス問題や学生ローン問題に加え、 学校銃撃事件/コロナ/ジョージフロイド/ガザなどあらゆる面で「アメリカは我々を守ってくれない」ということを知っている。失うものも希望もないZ世代のことを伝え続けていたけど、爆発の結果がこれなのだだ。 アメリカのZ世代の絶望や価値観について当事者として書き続けている中で、「そんなの西海岸のリベラル金持ちだけだろw」と冷笑されたことは何度もあった。今回の全国での切実さや連帯感が浮き彫りになった学生運動を見てもなお、果たして同じことが言えるだろうか。 “You don’t scare us”とコールする学生たち。彼らのキャンパスで言論の自由と抗議の自由が弾圧され、彼らが支払う学費で武器開発会社に大学が投資する。アメ
次に紹介するのは、自分が経営幹部試験に合格した後に会社の上層部から「読んでおくように」と言われた『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』(戸部良一、寺本義也、鎌田伸一、杉之尾孝生、村井友秀、野中郁次郎著/中公文庫)です。 こちらはミッドウェー海戦をはじめとした旧日本軍の敗戦を、「組織としての失敗」と捉え直した内容です。私はこの本を読んでから、「目の前の仕事の目的は何なのか」と自問自答するのが習慣になりました。例えば、仕事ではKPI(重要業績評価指標)を設定しますよね。でも、ふと気づくと数字ばかりを追って、「そもそも何のためにこの仕事をしているのか」を忘れているときがあります。そして、それが集団で起きているとなると悲劇です。 改善と指標マーケティング施策を効率化し続けるために「改善サイクル」をブンブンぶん回すことは、ビジネスに不可欠な活動だと筆者は考えています。もちろんイノベーションを起こすこと
先立ってXにて「無報酬でも経験を積みたい人達」を募集するSES社長が話題でした。下請法的な観点でも問題ですし、契約書の有無も気になります。当人が途中で連絡が取れなくなった場合には責任はどこにあるのかも気になります。無報酬のものが実績になるのか?という疑問も話題になっていました。 実名、社名ありのSES企業で 『お金もらえなくても実務経験得られればOK』 という求人が流れてきた。 見たらBig4系監査法人を新卒入社で3ヶ月で退職してフリーランスなどを経て創業したとのこと。 大切なことを教わる前に辞めちゃったか。下請法とか。 — 久松剛 レンタルEM/合同会社エンジニアリングマネージメント (@makaibito) April 7, 2024 この投稿に対し、4名程度のアカウントから応募があったことが確認されました。 未経験とだけ書いてあるアカウント プログラミングを始めて3年経過しているもの
10年以上オフィスを持たずフルリモートワークで仕事をしてきたナラティブベースのノウハウをまとめたパターン・ランゲージ『自律的・主体的なコミュニケーション・パターン』から、すぐに実践に移せるコミュニケーションのコツをピックアップしてご紹介していきます! 【コツ1】 はじめに宣言する チャットやコールなどコミュニケーション開始の際に、それが何の目的のコミュニケーションなのかを宣言します。今から話すことは、報告なのか?確認なのか?質問なのか?相談なのか?提案なのか?普段メールなどでは注意して件名や冒頭に入れるガバニングの情報も、チャットやコールでは意外と抜けがちです。数分経ったところで「あれ?これ何の連絡?」となって整理し直すなど、コミュニケーションロスを生まないように、最初に宣言してからコミュニケーションを開始しましょう。 ナラティブベースのパターン・ランゲージ『自律的・主体的なコミュニケーシ
※「スキ」してる人はボクも好きです!へんてこなアイコン写真がランダムに出ますので、ぜひポチってみてくださいね! まずはこの記事。 いやーー、わかるわーーーw エンゲージメント調査の結果に一喜一憂しすぎて、そのスコアを上げることが目的になっちゃうやつ。 手段と目的がごっちゃになって、手段のために時間と体力がどんどん削られる負のループ。 うーん、思い当たる節ありすぎて・・・って感じです。 日本企業は長らく「メンバーシップ型雇用」が取られていて、「属した組織でいろんな仕事を体験して、その組織にとって最適な人材になっていく」という経営がなされてきました。 年功序列・終身雇用が機能していた時代には、これは実にいいアプローチだと思います。 働く側にとって「クビになる心配がない」というのは、心理的安全性を担保する上で最も重要なポイントです。 日本は解雇規制がめっちゃめちゃ厳しくて、無能だろうと害悪撒き散
リモートワークで難しかったことリモートワークを縮小したり、取りやめたりする企業から見えてきた傾向について整理します。リモートワークと出社を比べた時の難しさについてです。 フルリモート環境で特に厳しいこと。 ・ジュニア層育成 ・中途入社者のオンボーディング ・売上が低迷したときの経営層の焦りの共有 いろんな組織を見たけども、 この3つはいかんともしがたい。 — 久松剛 レンタルEM/合同会社エンジニアリングマネージメント (@makaibito) April 18, 2024 ジュニア層育成新卒を含めたジュニア層の育成は職種を問わず困難です。新卒であっても在学中にある程度ベンチャーなどでのコミット経験があり、中途のようなスキルセットであれば別ですが通常はそうではありません。 「先輩とのペアプログラミング以外で進捗が見られないジュニア層に手を焼いている」という話もあります。リモートワークで事業
プレックスは先日、メンバーの数が300名を超えました。実はこの1年ほどで、200名近くの人が新しく仲間になってくれたんです。 「そんなに一気に採用したら、組織がめちゃくちゃになるのでは?」と思われるかもしれません。でも今のところ、離職率はかなり低い水準を保っています。直近の3ヶ月でも、離職者はほぼ出ていません。 僕らの会社がこの急拡大になんとかついていけているのは、ちょっと変わった組織運営をしているからなのかなと思います。今回はそれについて書いてみました! 人に何かを強制したり、怒るのが苦手だったそもそも僕は、人に対してなにかを強制したり、怒ったりするのが苦手でした。 自分自身、誰かに「やらされる」のをすごく嫌だと感じるタイプです。だから他の人に対しても「自分のやりたいようにやってほしい」と思っています。もちろん、それ自体は悪いことではありません。 でも、マネジメントにはかなり苦労しました
大企業には優秀な社員が多い。 それ故に今の仕事では物足りず、能力を持て余している社員も多い。 この傾向は若手社員ほど顕著だ。 そんな状況だから、大企業で新規事業なんて募集しようものなら大盛況だ。 たくさんの応募が集まる。 たくさんのビジネスプランが集まる。 しかしその多くが、実現することなく消えていく。 やる気ある優秀な社員たちが考えたアイデアなのに。 本当はそんなに優秀じゃなかったんじゃないか。 大企業の優秀さと新規事業は別だ。 そんな指摘が飛んできそうだが、そうではない。 大企業には、大企業ならではの新規事業が実現しにくい理由がある。 それを例によってパワポで説明してみる。 今日はそんな話。 ◾️やる気はある。時間はない。お金はない。時間はある。 というのはソシャゲ黎明期のCMで有名なコピーだが、大企業の状況はちょっと違う。 やる気はある。時間はない。 という状況だ。 なぜ時間がないの
「あの人のコミュニケーションは良くないな」、そう思うときがあります。しかしそれは、話が流暢かどうかではないんですよね。多くは、「偉そう」「攻撃的」な言葉を無自覚に使っていることが原因です。そういう人は、もう圧倒的にコミュニケーションがうまくいかない。そして残念ながら、人生そのものにも苦労してる場合がとても多いのですよね。 「適切な」言葉をきちんと使えるかどうかは、周囲とのコミュニケーションのクオリティ、さらには人間関係にも大きな影響を及ぼすものです。新学期や新しい部署で0からの人間関係が始まるとき、まわりから好意を持たれるか敵意を持たれるかは、言葉の使い方によってかなり左右されてしまいます。 そして、適切な言葉を使える人と使えない人の差は、時間が経過すると共にさらに大きく開きます。そして人間関係が固定される頃には、もう取り返しのつかない状況になってしまうのです。 これは普段の会話でもそうな
若者を研究することで、未来の潮流を掴む。 僕が所属する若者研究部では「若者から未来をデザインする」と掲げ、定期的に学生たちと未来予測のワークショップを開催している。 学生たちから提出される「次に来る○○の形」という1枚レポート(通称:ツギクル)を起点にディスカッションを行い、最終的に「次に来る○○の形は××だ」と一言で表現するワークショップだ。 今日は「次に来る家族の形」についての話。 ■家族の拡張が止まらないまず、学生たちから提出されたツギクルから印象的だったものを3つほどご紹介しよう。 最初は「うちの家族はまるで企業のようなやりとりをしています」と言うこちら。 家族はコミュニティーの1つにすぎない、という言葉が特に印象的だ。 次は「友達のような家族」が当たり前になった今、次に来るのは「恋人のような家族」だとするこちらの見解。 実際に1万件近くの投稿があるハッシュタグ「#パパとデート」と
新海誠監督の「すずめの戸締り」が地上波で初公開されて、Xはその話題で持ち切りになっていた。たくさんのファンがいる中で、本作について私如きが考察をするのははばかられるのでやめておくが、この作品において私個人が感じた「とても大事なこと」について一点だけ書いておきたい。 それは、本作に何度も流れるひとつの言葉「いってらっしゃい」にもかかわるが、「出る」という行動についでである。 主人公岩戸鈴芽は自ら望んだわけではないが、九州から東北までの旅をする羽目になる。そのきっかけは、草太という青年との第一の出会いだが、この映画には、主人公の大事な「出会い」がこれを含めて全部で5つある。 第二の出会いは、うっかりフェリーに乗ってしまった先の愛媛で同い年の快活な少女千果と出会う。鈴芽が必死になって何かをしようとし、泥だらけに帰ってきた姿に一応は聞くものの、結局深い詮索はせずに送り出す。なぜか千果の実家の経営す
台湾の話に戻そう。 台湾でも少子化対策は古くは1980年代から「出産休業制度」などはやっているし、2000年代には、「低収入世帯向け児童手当」「出産休業に加え育児休業制」「学童保育サービス」が付加され、2010年以降はさらに「出産一時金」「税額控除」「育休の有給化」など年間1兆円を超える予算をどんどん投入してきたが、結果はあの体たらくである。 これこそ「子育て支援では出生数は増えない」ということを20年以上かけて証明しているような話だ。 台湾が低出生率となっているのは、女性の高学歴化と社会進出の問題による未婚化が大きいということは、多数の同国の専門家が提示している話である。簡単にいえば、仕事のために20代の婚姻と出生が減ったからである。これは日本も韓国も同様だ。 フランスと日韓台湾の出生率の違いは20代の出生率の違いによるものと言える。グラフは以下記事を参照。 ちなみに台湾の年齢別出生率推
前回は世界のデジタル関連収支における日本の現在地を確認しました。多くの方に読んで頂き感謝です。これを機にメンバーシップに登録したというお声も沢山頂きました。この場を借りて御礼申し上げます: その際、予告的に「デジタル関連収支を通じて見る国模様」を取り扱うとしました。「次はいつごろになりますか?」というお問合せも頂戴しました。このテーマについてはメディアの取り扱いが増えていることもあって、非常に強い世間の関心を肌で感じます。今週、円安を解説する記事でもデジタル赤字というフレーズが出てきました。「金利差で説明困難」という解釈については計量分析用いずとも結構前から分かっていた話では..と感じますが: さておき、今回はデジタル収支の国模様について、項目ごとに議論を分けた上で、それぞれの項目において存在感を放つ国をピックアップし、その背景を論じてみたいと思います。今回はやや長めのコラムですが、テーマ
6月末に企業人を卒業する。2017年8月より日経COMEMOにてコロナ禍前の日本社会がどうなっているかを考えはじめ、コロナ禍に入って2年間はコロナ禍の構造変化とコロナ禍後社会を「コロナ禍編」にて考えているなか、世界はウクライナ紛争となった。企業人卒業までの3ヶ月間、これからどうなる、これからどうするを「ビジネス実践編」として考えていきたい。まずは2022年4月の現在、なにが課題と考えるかから話をはじめていく。 1.これからを見ようとしない前の大阪万博は50年前に開催されたが、1970年代がどんな時代だったのかを、みんな知らない。バブル経済も、たかが30年前のことなのに、みんな忘れている。バブル崩壊、失われた30年、コロナ禍、ウクライナ紛争と、次から次へと「時代の言葉」が変わる。あれほど世の中を支配していた言葉が、ある日突然に次の「時代の言葉」に入れ替わり、その前の言葉は忘れられる。前の前の
とはいえ、私のnoteやコラム、テレビでの発言などを見てくださっている方はもう私の基本姿勢はご存じの通りかと思います。この2年間、「日米金利差だけで円相場動向を理解するのは不適切であり、構造的な議論、とりわけ需給に関する分析を深めるべき」と強調して参りました。今年に入ってからは以下のような論説はよく見て頂きました: 当初は「行き過ぎた不安ではないか」との反駁も多く頂きましたが、今や財務省に有識者会議まで立ち上がり、私自身も議論に参加できるような状況になったことを嬉しく思っています。デジタル赤字、戻らぬ投資収益、家計の円売りetc….過去2年間、全て過去2年間のnoteで執拗に議論を重ねてきたテーマです。そうした大きな構造変化は近年の国際収支統計から概ね読み取ることができます。その辺りの問題意識は2022年9月、以下の書籍にまとめました: 「国際収支の未来」は「日本経済の未来」を映すと言って
デジタル赤字についてはこの1年で取りざたするメディアやアナリストが非常に急に増えました。問題提起した1人として、こうして世論が大きくなっていくことは嬉しく思います。しかし、その国際比較については統計上の扱いが非常に煩雑で厄介なこともあり、まだ進んでいないように思います。これから必ず注目される論点になるでしょう。今回はその点を深掘りしたいと思います。デジタル赤字の国際比較はまだ、殆どの識者が手を付けていない論点で、今後、取り上げられていくことになると思っています。 「新時代の赤字」とデジタル赤字 財務省に設置された国際収支有識者会合では国際収支構造の大きな変容の代表例としてデジタル赤字の拡大が言及されました。この点、筆者はデジタル赤字にとどまらず、研究開発サービスや経営コンサルティングサービス、そして保険・年金サービスの赤字などが拡がっていることも念頭に「新時代の赤字」として理解すべきと論じ
iPhoneでヒットを飛ばす「コーヒー店経営ゲーム」iPhone向けの有料ゲームで、米国在住の日本人クリエイターが1人で開発した「Coffee Inc 2」が世界的なヒットを飛ばしている。「アップストア」の有料ゲームアプリランキング1位を獲得し、世界150ヶ国以上で売れている。 開発したのは、野田智博氏だ。18年に「Side Labs」を起業し、ひとりでゲーム開発を始めた。 なぜ、独りで開発したゲームが世界的なヒットにつながったのか。 その理由は様々な要因があるだろう。例えば、デジタル・インフラの発展だ。スマートフォンという世界中で使われるデバイスが普及し、アプリのマーケットは世界中に開かれている。加えて、開発環境も個人でゲーム開発が完結できるほどに整っている。デザインや音楽などはインターネット上に商用利用可能な素材が大量に流通している。つまり、大掛かりな大作ゲームを作りたいと思うのでなけ
ドイツの公共放送ZDFはこの3月にアニメや漫画に関するクイズを主体とした番組「Tanoshii」(楽しい)を放送開始しました。傘下の子供向けチャンネルKIKAで放送されるとのことで、子供向けの番組かなと思ったのですが、実際は若者から大人まで楽しめる内容でした。 「海外でアニメが大人気!」と日本で報道されると、海外の日本イベントに取材したコスプレイヤーのインタビューなどを見かけることが多いのではないでしょうか。各国のアニメやマンガの受容史が研究の対象となったりすることもありますが、総じて、まだまだ「よく分からない界隈」なのではないでしょうか。日本では先日、世界にアニメを配信するクランチロールが年間アワードの発表式を日本で行い注目されました。海外ファンの存在がじわりじわりと知られつつあるように思います。 ドイツの「Tanoshii」とはどんな番組なのか?サブタイトルに「アニメ/マンガ・バース」
※「スキ」してる人はボクも好きです!へんてこなアイコン写真がランダムに出ますので、ぜひポチってみてくださいね! まずはこの記事。 もうね、「そろそろ文系・理系ってくくるのやめない?」って心から思うわけです、はい。 そして「デジタル人材=理系」って雑にくくる発想も古すぎると思うわけです、はい。 ボクは1993年から、いわゆる「文系SE」としてキャリアをスタートしています。 1993年ですから、インターネットが一般に知れ渡るよりも前の話です。 周囲にはポツポツと経済学部や法学部などの文系学部と言われる人たちもいましたが、圧倒的多数は理系学部もしくはコンピュータの専門学校を卒業した人たちでした。 当時はコンピュータに触れるという機会がそうそうあるわけではなく、個人でパソコンを持っている人はかなりの少数派でした。 しかし、1995年にWindows95が登場して、パソコンを持つ人たちが一気に増えま
Querie.meにて下記のようなご質問を頂きました。 私は転職経験が無いまま4月から6年目に差し掛かるのですが、この状態から転職活動するのは正直厳しいでしょうか。 私からの回答としては「特に現状に不満がないなら不要です」というものなのですが、人材業界の転職を煽る広告戦略も活況であるため、なんとなく焦りを感じてしまうというのも分からなくはありません。今回は転職をするべきかどうかの意思決定について焦点を当ててお話をしていきます。 なぜ「転職をしなければいけないような気がする」のかまず転職をしなければいけないような気がする理由について、その背景情報を整理していきます。 第二新卒紹介事業による「取りあえず3年」に対する煽り第二新卒の定義はエンジニアバブル下では20代だったのですが、現在は卒業後1-2年を指すことが多いです。 世の中には第二新卒専門の転職エージェントが数多く存在します。フリーターを
やはり「噂で売って、事実でも売り」だった 注目された日米金融政策決定会合を経て、ドル/円相場は年初来高値を更新、150円台で値固めする展開に入りました。 既報の通り、3月18~19日の日銀金融政策決定会合は①イールドカーブ・コントロール(YCC)の廃止、②無担保コールレートの誘導目標を▲0.1%から+0~0.1%程度へ引き上げ、③ETF・JREITの購入停止という引き締め方向の決定を下しました。日銀にとっては実に17年ぶりの利上げです: マイナス金利解除と共に注目されていた長期国債買い入れ規模の取り扱いに関しては当面は現状と同程度(月6兆円程度)で維持されることが決定されており、後述するように、この部分が今会合のタカ派色をかなり相殺したように感じられました。為替市場の反応もこの部分を意識した結果ではないかと筆者は感じています。 細かい話をすれば、黒田日銀の「迷走の象徴」とも言える存在だった
最近、仕事でご縁をいただいて「デザイン教育」に関連するリサーチをしている。 「どうすればデザインを教えることができるのか」「子どもや若者、社会人がデザインを学ぶために最適な教材は何か」といった問いをめぐってあれこれ調べながらも、そこには「デザインとは何か」という沼のような問いがある。 今日は、デザインの重要な要素として語られる「デザイン態度」を軸に、『コ・デザイン』『わざ言語』という2冊の本を参照しながら、「物事に対する心的態度を学ぶ場のあり方」を考えてみたい。 デザインとは、問題解決し、意味を与えるもの。上平崇仁著『コ・デザイン デザインすることをみんなの手に』では、デザイン研究者の言葉を引きながら、デザインとは「問題解決」および「意味を与えること」であるとしている。デザインは見た目をいい感じにスタイリングするツールではない。ものごとをより良くしたり、新しいまなざしで捉えることを可能にす
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