読書メモ：『14歳から考えたい レイシズム』&『14歳から考えたい セクシュアリティ』&『14歳から考えたい 優生学』 - 道徳的動物日記

『福祉国家』、『ポピュリズム』、『移民』、『法哲学』、『マルクス』などに続いてVery Short Introduction シリーズの邦訳書を紹介するシリーズ。 今回はすばる舎から出ている『14歳から考えたい』シリーズのうち３冊を一気に流し読みしたので、ごく短い感想だけ残しておく。なおいずれも「14歳」向けではないし、「14歳」向けにしようとする努力が裏目に出ているように思えるのだが、これに関しては『14歳から考えたい 貧困』の感想を書いたときに十分に愚痴ったので割愛。 テーマがテーマだということもあり、基本的にどの本もサヨクというか左派的な観点から書かれていて、他のVery Short Introduction シリーズに比べても中立性や客観性には欠ける。とはいえたとえば『レイシズム』というテーマを中立的に扱うことは可能ではあろうがそのような行為自体が他の左派からの批判を受けるリスキー

[yuimoke]

優生学のみKindle Unlimitedで読んだなぁ。偏りがあること・他の視点も知ることを前提として、左派的な観点からよくまとまっているという感じだろか。

[maeda_a]

“…その他の入門書ではもうちょっと他人の議論に対してフェアであったり謙虚であったりするものだけれど、まあそういう独善さもこの種の社会学の特徴ではあるのでやはり入門書としては逆説的にいいのかもしれない”