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強すぎる日射しから逃げるように駆け込んだホームセンター。期待外れの弱いクーラーのおかげで汗がひか... 強すぎる日射しから逃げるように駆け込んだホームセンター。期待外れの弱いクーラーのおかげで汗がひかない僕を、ビキニ水着のキャンペーンガールがポスターの中から嘲笑う。またサボっているの?とでも言うように。止まらない汗をタオルでふこうとした僕の視界の隅に、あるはずのないものが映った。目を凝らす。間違いない。間違いなくそれは僕の古い知り合いだった。 父はデザイナーだった。蓄音機に耳を傾ける白い犬がロゴマークに描かれていた家電メーカーを辞め、独立した父が手がけたのは、オーディオ、腕時計、雑貨、エトセトラ。それらのプロトタイプや失敗作や断片は子供の頃の僕の玩具がわりだった。父の仕事たちは、父の記憶が落ち着いたものになっていくのと歩調をあわせるように役目を終え、世の中から消えていった。僕はカタログから少しずつ消えていく父の仕事たちと父の姿を重ねてすこし寂しくなったものだ。「プロダクトは消費されることが一
2014/07/24 リンク