「どこが違うのか」について合意する努力によって信頼関係を再構築する - アンカテ

美味しんぼを巡る騒ぎは、日本における、社会と科学者コミュニティの根深い相互不信の関係を示していると思うが、「対立点の合意」という方向でそれを再構築できないだろうか。 ある科学者が「福島は安全だ」と言い、別の科学者が「福島は危険だ」と言っている。科学者が人によって違うことを言うのは異常事態であって、どちらかが嘘をついている。 そういう見方になってしまうのは、「科学とは一意の真理を確定するブラックボックスであって、重要なのは結論である」というような科学観が背景にあって、これが問題なのだと思う。「意見が一致しないのは何かがおかしい」と考えると、陰謀論や極論に走ったり、科学者の意見を全て政治的な発言とみなしたりして、議論が拡散してしまう。 そうではなくて、むしろ意見が一致するのが例外で、科学者同士は意見が合わないのが平常運転であるとみなすべきだと思う。 重要なのは、そこでどういう対話が行なわれてい

[raimon49]

＞福島は安全だと思うが、それを信頼してもらうには、「たまたま今回の放出量と放出時の風向きの結果として、今回は福島は安全であったが、次もそうなる保証は何もない」と言うべきだ。

[Guro]

読んだ。

[NCOV-05]

「科学者コミュニティが社会に提供すべきものは、一意の結論ではなくて、このような「合意された論点のリスト」とその解説」

[taro-r]

その第一公理は誰が唱えたの?と思ったけど，それは置いておいて，騒いでいる人の中には，騒ぐのが目的の人が一定数いて，そういう人には，ここで書かれてる思想は通じないのが悩ましい。

[dgwingtong]

この人の限界は「絶対的で不変の真理は存在しない。しかし、一歩づつ真理に近づく方法はある」と科学を定義づけていること。科学はこういうモデルを使えばそう解釈することが可能だというだけのことで真理とは関係な

[hariopip]

誠実で現実に基づく意見である。最近、狭い共同幻想で生きたい人の方が多数派な気がしてきてる。趣味や嗜好の多様性は素晴らしいと考えていたが、相互理解の無さと整合するのか興味がある。

[takehiko-i-hayashi]

共同事実確認ですな／自過去記事→ http://takehiko-i-hayashi.hatenablog.com/entry/20111205/1323054083

[pilpilpil]

競技ディベートを義務教育に加えたらどうだろう。相手を負かすのではなく自分を疑う訓練に最適。

[yookud]

「「科学とは一意の真理を確定するブラックボックスであって、重要なのは結論である」というような科学観が背景にあって、これが問題なのだと思う。」「重要なのは、そこでどういう対話が行なわれているかだ。」

[kaos2009]

“「ここがこういうふうに対立している」という「論点のリスト」を作って”　公判前整理手続

[jiangmin-alt]

“「結論」で合意できる範囲より、「論点リスト」で合意できる範囲の方が大きいし、全体として有用な情報を提供できることは間違いない。”

[asonas]

良さ

[AFCP]

全然別件で、最近「対立点の合意」に成功したような気がしなくもない。