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【特集:戦争体験】原爆で亡くなった友の母親は、僕の足にしがみついて泣いた | fumufumu news -フムフムニュース-
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【特集:戦争体験】原爆で亡くなった友の母親は、僕の足にしがみついて泣いた | fumufumu news -フムフムニュース-
終戦から76年──。戦争の怖さや苦しさ、悲しみなどを語り継ぐため、過去の週刊女性PRIMEや週刊女性の誌面... 終戦から76年──。戦争の怖さや苦しさ、悲しみなどを語り継ぐため、過去の週刊女性PRIMEや週刊女性の誌面から戦争体験者の記事を再掲載する。語り手の年齢やインタビュー写真などは取材当時のもの。取材年は文末に記した。(【特集:戦争体験】第1回) ◇ 思い出すのは人間が焼けるにおい、腐っていくにおい。どうして正気を保てたのか──。 1945(昭和20)年8月6日午前8時15分、広島市に原子爆弾が投下された当時、旧制中学1年だった大岩孝平さん(87)は九死に一生を得た。 きのこ雲の傘の下、沈黙 「腹痛のため学校を休んで自宅で寝ていたら、突然、ピカーッと光ったんです。昔のカメラのストロボをいっぺんに何万個も焚いたような強烈な閃光でした。原爆は“ピカドン”と言われますよね。でも、ドンにあたる爆音は聞いていない。気を失ったのか、家などが崩れる音にかき消されてしまったのか。きのこ雲も見ていません。これは