今の彼がいなければ、たぶんいじめっ子を殺していた…42歳ASD女性が明かす「真っ暗」な心の内（秋山 謙一郎） @moneygendai

とはいえ一流大学を卒業しながら、世間的にみてその学歴に見合った就職が果たせなかったのは、すべて小5と中学時代、自分に絡んできた同級生に原因がある……との思いは40歳を超えた今でも消えない。 今では知られつつあるが発達障害を持つ人は、みずからに向けられた攻撃、嫌な記憶を鮮明にずっと覚えているところがある。 一度は忘れたかのように思えても、ふとした切っ掛けでそれを鮮明に思い出す。「フラッシュバック」と呼ばれる症状だ。 「思えば小5と中学時代、わたしに絡んできた子ふたりをずっと心の奥底で根に持って過ごしてきた人生だった」 40歳を超えた今でも、自分に絡んできた小学生、中学生時代のふたり同級生が、どんな場所で何を言ったか、その表情まで、忘れることはないという。ユミコさんは、そんな自分の特性に発達障害と名前がついたことは率直に嬉しいといいつつ、こう言った。 「それでも自分に絡んできた彼女たちへの恨み

[TanpoTP]

『かつて加害、すなわちいじめる側に居たという人たちからの話も聞いてみると、その彼、彼女たちは意外にもみずからは何らかの発達障害を抱えていると悩んだり、あるいは自覚を持っているというケースが少なくない』