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なんと「社内失業者」が400万人…日本社会で多くの人が「喪失不安」をかき立てられている現実(片田 珠美)
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なんと「社内失業者」が400万人…日本社会で多くの人が「喪失不安」をかき立てられている現実(片田 珠美)
根性論を押しつける、相手を見下す、責任をなすりつける、足を引っ張る、人によって態度を変える、自己... 根性論を押しつける、相手を見下す、責任をなすりつける、足を引っ張る、人によって態度を変える、自己保身しか頭にない……どの職場にも必ずいるかれらはいったい何を考えているのか。発売たちまち3刷が決まった話題書『職場を腐らせる人たち』では、ベストセラー著者が豊富な臨床例から明かす。 根底に喪失不安が潜んでいる 自己保身願望の根底に喪失不安が潜んでいると、自己正当化に拍車がかかるので、さらに厄介だ。ほとんどの場合、「失うのではないか」「失ったらどうしよう」という不安の対象になるのは、本人が管理職であろうがパートタイマーであろうが、現在の地位や収入である。それが本人にとって大切であるほど、喪失不安が強まり、「自分にとって大切なものを失ったら困るから、それを守るためには何をやってもいい」という自己正当化の心理が働く。これが怖い。 その怖さは、過去の歴史を振り返れば一目瞭然だ。いかに多くの戦争が、領土や