何千時間も使って未解決事件を解決しようと奮闘する人々──『未解決殺人クラブ～市民探偵たちの執念と正義の実録集』 - 基本読書

未解決殺人クラブ～市民探偵たちの執念と正義の実録集 作者:ニコル・ストウ大和書房Amazon市民探偵というと日本でイメージとして上がるのは毛利小五郎（with/江戸川コナン）か金田一あたりだろうが、実は世の中には多種多様な市民探偵が存在する。 事件現場にかけつけたり、たまたま居合わせたりして事件を解決するのではなく、市民探偵の多くはインターネットで公開された情報を集め、フォーラムで議論をしながら事件解決への糸口を探す。やっていることは地味な行為の積み重ねだが、解決にあたって重要な役割を果たすことも多い。確かに彼らも市民探偵なのだ。 その執念の凄まじさは、おそらく多くの読者の想像を超えたものだ。たとえばテネシー州の元工場労働者トッド・マシューズは、両目を失い腐敗した状態で大きなバッグに入れて放置されていたことから「テント・ガール」と呼ばれていた身元不明の女性を、11年にもわたって調査して、最

[uunfo]

始めから見元判明してると思ったが、トッドの恋人の父が発見者だそう→「トッドはその事件を20年近く後の1987年になってから死体の目撃者であった彼女の父親から聞いて、彼女の身元を判明させる作業にのめりこむ」

[wosamu]

私人逮捕系とかそのへんに近いものだよな。私人逮捕系は良いことはほぼないみたいだけど、こっちは良いこともあったらしい。

[L3deck2256]

無償で働き、場合により本職の方のカバーできていない穴を埋めるも、時に迷惑をかけるという点で、今話題の被災ボランティアと重なる部分を感じました。最善はプロに任せること、という教訓も似ています。

[tick2tack]

未解決事件に対する一般市民の活動。身元不明の被害者を11年かけて突き止めるなど。アメリカ政府をも動かすのはすごい

[wdnsdy]

一般人が探偵役になって事件を解決するミステリ系のフィクション作品ってこういう市民探偵をどんどん産みだしてる気がするな

[htnma108]

実際の冤罪事件（と作者は考えているもの）を題材にしたアメリカのポッドキャストが昔あったけどあれ結局真相はなんだったんだろう

[horaix]

インターネット探偵は米では成果もあったのかもしれないけど日本では負の側面がデカすぎるよな。スマイリーキクチ、画伯、小倉美咲ちゃん枚挙にいとまがない

[HanaGe]

どうしよう。読んでないのに読み終わった気になってしまった。

[gwmp0000]

"たとえば ある少女 (ジョンベネ事件)では 身代金要求する手紙 筆跡が 母親の筆跡と一致(280箇所も)することを突き止めている 要するに、母親が娘を誤って殺してしまって 他殺を装った、と推測されている""市民探偵の暴走"

[planariastraw]

'これは多数の経験不足で慎重さもないインターネット探偵らがもたらす負の側面をよく現している。'

[kaos2009]

“「テクノロジーの危険のひとつは、世界中の何百万人もの人たちが、今やスーパー探偵になっているということです」と、マークは説明する。「殺人について読み、犯罪ドキュメンタリーをテレビで鑑賞すると、すぐに検

[mopin]

“彼の11年にもおよぶ執念の調査はついに答えにたどりつき、彼はサイバー探偵のパイオニアとして一躍有名人となる。物語はそこで終わらず、アメリカ政府は彼を全米行方不明者・身元不明者システム（略してネイムアス