レイチェル・カーソンは神でも悪魔でもないよ。

春先に農薬の話を集中的にしようとしてて(参照)、いや、草コミュニケーションやがーとか寄り道してるうちに忘れとったんやけど、ひとつの叩き台としてレイチェル・カーソンの『沈黙の春』を使おうと思っとったんやが。思い出したのは、今でもこの本を巡る論争があるんやけど、その一端を目にして、みんなこれちゃんと読んでるのかなあ、読まないで空中戦してない？と感じたのが原因やが。 これ、アメリカで最初に出版されて今年で50年経った今でも環境問題のバイブルみたいな扱いで、大学生が読むべき100冊なんかにたいてい入っとるんやけど、環境問題に関心の高い人たち、もう一度書くけどちゃんと読んどる？わしは読んだよ。百姓を本格的にはじめて2～3年経った頃やったかな。風呂で一ヶ月くらいかけて読んだ。ちゃんと読んだ人は分かると思うけど、いろんな化学薬品の名前と共に繰り返し同じような環境破壊の話が出てきて結構苦痛なんよね。でもま

[norton3rd]

『＼DDTはもうちょっと人や環境に配慮して使え～！／　より　＼人殺しのDDTを全面禁止しろ～！禁止しろ～！／のほうが盛り上がるやん。』皆がブログ主くらい冷静ならそうでもないんだろうけどね

[agrisearch]

「そうじゃなくて分かりやすい正義がそのまま暴走するのをわしは恐れる。」御意。

[yajifun]

"分かりやすい正義が入り口としてあってもいいと思う。でもそれは入り口に過ぎないわけで、そこから一人ひとりが本来の複雑な事情に向きあって考えることで世の中が良くなっていくんやと思う。"