丸山眞男の「歴史修正主義」 : 池田信夫 blog

2014年11月22日17:36 カテゴリ本 丸山眞男の「歴史修正主義」 また丸山で申し訳ないが、次の次の次の本のメモ。本書は彼の最晩年の座談会を収録しているが、かつては「自粛」していた歴史観を率直に語っていておもしろい。その内容は、ほとんど『WiLL』に掲載されてもおかしくない「歴史修正主義」である。彼は日本が大陸を「侵略」したという歴史観を否定する。「侵略」という観念は、僕に言わせれば、第一次大戦後できた観念であって、その当時の法的概念でいえば特殊権益ですよ。他の国家に特殊権益を持ち、それが条約上認められた場合には、その特殊権益を侵すものがあったら軍隊で排除するのは、合法的なの。今パナマでアメリカがやっているのはそれなんですよ(p.276)。侵略という概念ができたのは1928年の不戦条約であり、その当時ヨーロッパ諸国のもっていた特殊権益を侵害する行為が侵略と定義された。したがってイギリ

[rodori]

侵略の定義について。

[ebmgsd1235]

「侵略という概念ができたのは1928年の不戦条約」「当時ヨーロッパ諸国の特殊権益を侵害する行為が侵略」「イギリスがインドを植民地にしたのは侵略ではない」「日本が1931年に満州国を建設したのは侵略」