さようなら遅延評価 - あどけない話

Haskellがとっつきにくい原因の一つに遅延評価がある。入門書では、無限リストと遅延評価がことさら強調される。しかし、Haskellを業務で使ってみると、遅延評価が煩わしくなってくる。遅延評価なしでもほとんどのことは実現できるし、メモリーの使用量は推測できないし、あまりいいことはない。 Haskellの評価戦略が、他の言語と同じように正格評価だったらよかったのに。 今まで、このようなセリフを何度聞いたか分からない。 そもそも遅延評価が役立つことはあるのだろうか？ ある。お世辞抜きに、少なくとも以下の3つでは本当に役立つ。 リスト(あるいは類似のデータ構造)処理 純粋性に対する暗黙のテスト 効率的なCAS 1.はよいだろう。2.は純粋さを守るために必要だが、コンパイラを開発する人にとって重要なのであり、ユーザには関係ない。3.は、並行プログラミングの奥義である。atomicModifyIO

[kirakking]

stackならpackage.yamlに"default-extensions:\n - Strict StrictData" > 迷わずに以下を cabalファイルに入れるのだ！ default-extensions: Strict StrictData

[keijak]

リーズナブルな落としどころだと思う。デフォルトじゃなくていいだけで遅延評価そのものは有用なので「さようなら」とまでは言うまい。

[Haaaa_N]

でもリストは遅延評価じゃないと困るな…と思ったけどモジュール単位だから自分のモジュールは正格評価前提で書いても別に良いのか

[mukaken]

“Haskellerよ、時は来た。新しいプロジェクトを始めるときは、迷わずに以下を cabalファイルに入れるのだ”

[zyzy]

この辺も込みで色々整頓されたBetter HaskellとしてIdris流行んないかなぁ……無理か／持ち上げると言うかそもそも遅延関数型言語の集大成として作られたのがHaskellだから、誕生理由の部分なんだよなぁ。

[uehaj]

「Haskellではデフォルトが遅延評価だからイマイチ例題をうまく実装できないと思ったことだろう。でも、今なら簡単にできる」最高か！

[ytakano]

Haskellはこういう世に迎合する方向では無く、もっと孤高な純粋で遅延評価な究極の高みを目指して欲しい。

[slash_01]

なんてこった。

[programmablekinoko]

個人的に遅延評価がてきめんに有用なのはSQLとかvDOM かな

[fujihiro0]

だよねー。無茶苦茶同意する。

[quick_past]

関数型や遅延評価をやたら持ち上げてた連中の罪は重い。どんな言語やパラダイムも、適材適所で使っていこうねって話。単純な良し悪しの評価軸で語れるもんじゃないし。

[tacke]

CAS (Compare and Swap)