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萩本欽一の「戦後」、そして偽善 - king-biscuit WORKS
● 24時間テレビ、という偽善がある。日本テレビが勧進元となって毎年、夏場に臆面もなく繰り広げられる... ● 24時間テレビ、という偽善がある。日本テレビが勧進元となって毎年、夏場に臆面もなく繰り広げられる、いまや威風堂々、眼のそむけようすらないくらいの偽善である。 初手から偽善だった、とは言わない。善意が年月を経るうちに、そこに取り巻いた名もない小さな考えなしが積もり積もって、いつの間にか身動きとれなくなり、今や堪え難い腐臭を放ち始めてすらいる、まあ、そんな感じだ。 それは、出発点においては、テレビというメディアが「茶の間」とつながり、そのことによって「世間」をある方向に組織することがみるみるうちに可能になっていった、おそらくはその最大版図の段階において企画されたものだったはずだ。第一回は78年。「愛は地球を救う」のスローガンを掲げ、総合司会として大橋巨泉などと共に彼、萩本欽一の名前が当時からすでに中心に。その後30年、メディアと情報環境の変貌の中、その偽善ぶりはある形式を維持するようになっ
2014/12/16 リンク