本多勝一『アムンセンとスコット』（朝日文庫）は、本文もさることながら山口周の解説文が非常に示唆的 - KJ's Books and Music

かつての朝日新聞のスター記者にして、1992年以降は『週刊金曜日』の創設者として知られる本多勝一が1980年代に書いた『アムンセンとスコット』（単行本初出は教育社,1986）が昨年末に朝日文庫入りした。それを買い込んで積ん読にしていたが、読み始めたら面白く、引き込まれていった。 publications.asahi.com 著者の本多勝一自身の名前がクレジットされた記事がネットでも読める。下記はプレジデント・オンラインという、かつての本多からは結びつきが考えられないサイトへのリンク。 president.jp 本多は『アムンセンとスコット』では、1980〜90年代の彼が愛用した「ノルヱー」（ノルウェー）や、片仮名の「ワ」「ヰ」に濁点を振って英語などの "va", "vi " の発音を表そうとした独特の片仮名表記を用いているが、上記プレジデント・オンラインの記事では「ノルウェー」という普通の

[arigaria]

同時期にもう1人南極点目指して敗れた白瀬矗も併せて比較するとまた違う要因も見えてきそうで面白い。白瀬も冬でも火に当たらない訓練積んだりしてる、アムンゼンと同類のモチベーションの塊だけど勝てなかった。

[preciar]

破壊的イノベーションを起こすのは基本ベンチャーなので（皆、トヨタもソニーもホンダも戦後出てきたベンチャーなの忘れてる）、わかる／軍隊は階級制だけど、散兵戦術以降はかなり分権的。集権組織の露軍はあのザマ

[mangakoji]

これ神話だよね。実際にはほとんどの場合はエリートが勝ってて、ベンチャーはタマにしか勝たないから神話になる▲未曾有の事態の回避は、独裁が選ばれるのでは?アムンセンも独裁型だと記憶してる。ジョブスも

[simabuta]

前半面白かったけど、後半とのつながりがクリアじゃないとこがなんとも。。南極探検＝アフターコロナ（の政治体制）ってどういうつながりがあるのかしら。

[EzoWolf]

二隊の例から自説を導く山口周はいささか強引に思える。私はそり犬の半数を食料にする計画を立てたアムンゼンの冷徹さが印象に残ってる。

[robo_pitcher]

アムンセン的権力格差の小さい政治を作るなら…中選挙区制に戻して自民党内で清和会と宏池会が政策でバチバチやり合うとか？

[plutonium]

ちょっと恣意的な感じが。ベンチャー同士の白瀬矗とアムンゼンを比較したほうが実のある本になりそう。

[yoko-hirom]

不確実どころか混乱の極みの戦場で勝利しても犠牲が避けられない戦いに挑む組織が厳格な階級制度を維持する現実を直視すべき。一回限りの早い者勝ち競争で戦略を語るのは誤り。

[burnoutdog]

そもそも軍隊式のリーダーも、参謀（スタッフ）あってこそという面があるからな。参謀として使えるやつをちゃんと使わないトップは軍隊でもダメなやつだろ。

[kou-qana]

権力格差の大きい組織は混乱の時代に弱く平時に強い…江戸幕府を思い出した。スコット隊は知識技術も圧倒的に足りないのでは…事前準備不足は上(国)からの一番乗り命令という権力格差由来かもしれないけど。罅(ひび)

[maturi]

冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか (ハヤカワ文庫NF) · における　三人寄れば文殊の知恵と民主主義　からの　十分条件必要条件

[aska45]

好きな掘り下げ。 カルチャー、イノベーション、インセンティブの関係は大事

[STARFLEET]

南極本書評から始めて本邦政界に落とす論考が面白かった。

[cider_kondo]

子供向け伝記の枠で言うとリンドバーグもそういう事例だな(単独飛行を選んだから権力格差も何もないが、そもそもそれを排除するために単独行を選んでいるので理に適っている)。でも冒険は大抵n=1で参考にしづらいが…

[fourddoor]

よし！日本はとりあえず党議拘束をやめよう！

[z1h4784]

エベレストの話は登山界でもよく言われることで、シェルパを見下している隊は死亡率が高い。最も優れた隊員はシェルパなのだから彼らの話を聞き入れるべきなんだけど、自分が偉いと思っているとそれができない

[kaneko_hk]

『一人ひとりの意見を尊重しなければならないのはなぜか？ それは自主性、モチベーションを高く保つためだ』 言われてみれば当たり前のことかもしれないけれど自分にとってはハッとする言葉だった。

[hz21s8]

子供の頃読んだ本では心優しいスコットが馬を食えなかったゆえの悲劇みたいなまとめ方されてた。読んでみようかな

[d-ff]

『宇宙大作戦』でこんな緩んだ順位等級組織(軍隊)はありえぬと自身の経験等に照らし訳した結果、スポックは謹直というより無情の冷淡居士、マッコイは卑屈なドクターとなってしまった斉藤伯好版エンタープライズ号。

[khatsalano]

最近，堀江謙一が話題になったから読み直してみたけど，本多の『冒険と日本人』も面白い。堀江がサンフランシスコに到達したときの日米の反応の分析が実に興味深かった。

[dgwingtong]

アムンセンとスコットで戦争をやらせればスコットが勝った、つまりそういうこと。

[minboo]

映画『八甲田山』を見返したくなったな。

[ura3]

いつもの、自分が言いたいことを話に合わせて捻じ曲げるやつね、はいはい

[maketexlsr]

未知の状況に過去の知見を当てはめるという論は自家撞着的では、とも思う。イノベーションのジレンマと違うのはそこ

[toaruR]

山本太郎叩きが案外長くて草

[HDPE]

勢いのあるベンチャーほど独裁者が仕切ってるってイメージがあるんだけど、偏見だったのか？

[Outfielder]

「10年くらい前の民主党政権時代に「決められる政治」なるスローガンが喧伝されて、政党の執行が独裁し、下部は執行部に付き従うだけ」「民主集中制が「権力格差の小さい」制度であるとは私にはとても思われない」

[soylent_green]

“山口周の解説文は、単に「ビジネス」にとどまらず、今後のこの国の舵取りにも適用できるものであり、その困難さは南極点への初到達と比較できるくらい困難極まりないものだ”

[turanukimaru]

不確実性と言うよりはミスを積み重ねても全体として勝てばいいなら軍隊制が、ミスを積み重ねると死ぬならフラットが良いという話かと。10チーム出して一つ勝てばいいなら多分軍人エリートのが強い。

[natu3kan]

新型コロナ対策の反動の増税でまた景気が冷えそうなのがな。バブル期の時に隆盛を誇った高い時価総額だったNTTや財閥系の製造業や銀行がベンチャーかって言うと違うだろうし。今の王道の金融系もベンチャーかというと

[dokuco]

ああたしかに。ベンチャーはモロに「一つのことだけを」達成するためにやり続けて、成功したら買収されて終わりだ。成功したあと、どのように生き残るかも見つめ続けないといけない

[ET777]

おもしろそう

[spark7]

『権力格差の大きい文化圏の登山隊の方が、他方の登山隊と比較して死者が出る確率が著しく高いことが明らかになったと書いている（本書336頁）』

[AKIIRA]

結論は政治の話になっているが、それ以外の様々な分野に照らして考えられる、とても示唆に満ちた記事だった。

[niseki]

日本の政党が与党も野党も独裁的になっているというのは確かにそうだ。