技術的負債の「会計的」性質 – Ryohei Tsuda – Medium

負債とはなにかについてわたしたちが理解していないという事実そのもの、あるいはこの概念の融通無碍であることそれ自体が、負債の力の基盤である。 デヴィッド・グレーバー 「負債論」 ソフトウェア開発において、欠陥のある未熟な実装によって機能の追加や修正が難しくなることを、借金に喩えて「技術的負債」と呼ぶことがある（Wikipedia）。 現代のソフトウェアはもはや「サービス」に近い製品が多いが、サービスは顧客に受け入れられて初めて収益を生み出すことができる。広く使われているソフトウェアも最初は数少ない機能にたくさんのバグを添えてリリースされ、試行錯誤を経て顧客に受け入れられる。つまり、機能の追加や修正が難しくなることは、それ自体が潜在的な損失と言える。 しかし、私にはこの「技術的負債」という言葉は会計上の「借金」とは随分と異なる意味を持っているようにも思える。というのも極端な話、もし機能の追加や

[chintaro3]

「技術的引当金」「要件的負債」　なるほど。これはしっかり区別すべき。大半は要件的負債に分類できそう

[ghostbass]

バグ修正も仕様変更もないソフトウェアってつまり動いてないだろ

[crimsonstarroad]

技術的負債を返済って、新機能or運用維持費用削減のための実質作り直しだろうから固定資産の計上になる。引当金は将来の費用のうち現時点で発生したものの話なので、負債って言葉に引きずられ過ぎてるのでは？

[sotarok]

“技術的引当金”。CSEの中に元経理PMがいるのだけど、彼の話は超面白い。プロダクトづくりやエンジニアリングに興味のあるコーポレート系の人は積極的にジョブチェンしてみると良いかもしれない

[cl-gaku]

“負債の正体や本質を見極めてよりプレッシャーの少ない言葉に言い換えていきたい。”

[i-ken]

絶賛移行中のメガバンクシステムなどは見積り可能なのだろうか？引当しない（できない）と思うけど。

[RabbitBit]

要件的負債の考え方は、広まって欲しい。

[duck000]

“この”

[santec1949]

企業における特許や属人的な独自技術等の保持に関する経費や税務の話かと思った。難解な概念を噛み砕いた知的な議論、を装うとして別にそうでもない記事のサンプル。

[ikeike443]

固定資産じゃないの？

[tick2tack]

“「技術的引当金」と呼ぼう”/　要件由来と分けられる。/　"技術的負債の「金額」や「返済の要否」はソフトウェアの将来にわたる変更可能性や変更範囲によって大きく変動する"

[mrpotas]

コンシューマーゲーム出身者は技術的負債に無頓着なプログラミングをする、という偏見を持っている（n=2）

[razokulover]

技術的負債は会計的には引当金

[nunulk]

シュレディンガーの猫のように、引当金なのか負債なのか開けてみないと分からないということがあるのではないか

[doirou]

継続企業の前提を満たさない時は払わなくて良いものだとすれば、繰延税金負債が概念的に近いと思う

[kunigaku]

これ気になってた

[htnmiki]

たしかに引当金のほうがしっくりくるかも

[uzulla]

「引当金にするための見積」ができるかなあと思ったが、できなきゃ偶発的債務という見方になるほど〜。ただ、引当金のほうが字面だけでもちゃんと管理していく姿勢がでてよさそう。