戦時徴用船、悲劇知って 新潟で企画展 船舶画家描いた「遭難の記録」 「負け戦暗示」秘密裏に製作 ／新潟 | 毎日新聞

太平洋戦争で日本軍に徴用された民間商船の悲劇を描いた「戦時徴用船遭難の記録画展」＝新潟市中央区一番堀通町のりゅーとぴあで2023年9月3日、中津川甫撮影 太平洋戦争で日本軍に徴用され、米軍に沈められた民間商船の悲劇を描いた「戦時徴用船遭難の記録画展」（日本殉職船員顕彰会主催）が、新潟市中央区のりゅーとぴあで開かれている。油彩画37点と復元できなかった絵画の白黒写真のパネル12点の計49点を展示している。10日まで。【中津川甫】 戦時下の1942（昭和17）年に公布された「戦時海運管理令」で、一定規模の民間の船と船員は陸軍、海軍、船舶運営会のいずれかの管理下に置かれた。そのため「戦時徴用船」と呼ばれ、軍需物資などを運んだことから、米軍に民間人が狙われる悲劇が起きた。 絵は日本初の船舶画家と言われる大阪商船（現商船三井）の嘱託画家、大久保一郎（1889～1976年）が描いた。次々に撃沈される社

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「戦時徴用船遭難の記録画展」