借金完済したはずなのに督促状 不正の主は「誰もが信頼する職業」 | 毎日新聞

女性が小山格被告から見せられた福岡銀行代表取締役名の偽の通知文。追加で金銭の供託を求めている＝福岡市博多区で2023年11月10日午後4時28分、志村一也撮影（画像の一部を加工しています） 「未払いの利息分を支払ってください」。今春、銀行から百数十万円の支払いを求める文書が福岡市の女性（53）の元に届いた。元々の借金は2年半前、郵便局の貯金を下ろして完済したはずなのに、なぜ未払いの利息が……。調べると、社会正義の実現が使命とされる人物の不正が浮かび上がった。 2023年10月、その女性は福岡地裁の傍聴席から、被告として法廷に現れた元弁護士をじっと見つめていた。小山格（おやまただし）被告（47）。この日の初公判では別の男女に対する詐欺罪などの起訴内容が審理され、小山被告は「（間違いは）ありません」と認めた。 ある行政書士からの紹介で、女性が小山被告と知り合ったのは20年のこと。18年に亡くな

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返済額に異論がないなら即時に返済せず供託する意味って…