ひと：木村壮さん＝全国霊感商法対策弁護士連絡会の新事務局長 | 毎日新聞

木村壮（きむら・そう）さん（45） 困っている人を助けたい。その一心で弁護士になった。そして4月、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）による被害の救済に取り組む全国霊感商法対策弁護士連絡会（全国弁連）の事務局長に就いた。 「多くの課題は未解決。被害者救済の立法は不十分だし、元信者へのサポート体制もほとんどできていない。やるべきことはたくさんあります」。志を糧に、手弁当で元信者や家族の苦悩に向き合い続けている。 旧統一教会を巡る問題は2022年7月、安倍晋三元首相が銃撃され、局面を大きく変えた。全国弁連の事務の一端を担っていた自身も忙殺された。声明の公表や記者会見。参議院で参考人として意見も述べた。