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社説:衆院3補選で自民全敗 首相への不信任に等しい | 毎日新聞
岸田文雄首相は2度にわたって衆院島根1区に入り、街頭演説で自民党候補への支持を訴えたが及ばなかった... 岸田文雄首相は2度にわたって衆院島根1区に入り、街頭演説で自民党候補への支持を訴えたが及ばなかった=松江市で2024年4月21日、松原隼斗撮影 「政治とカネ」の問題に正面から向き合わない自民党の姿勢に、有権者が「ノー」を突き付けた。岸田文雄首相は、民意の厳しい審判を受け止めなければならない。 派閥の裏金事件後、初の国政選挙となった衆院3補選の結果である。自民は公認候補を擁立した島根1区で敗北し、候補者を立てなかった東京15区、長崎3区を含めて全敗となった。 島根は1996年の衆院選で小選挙区制が導入されて以来、自民が全選挙区を独占してきた保守王国だ。だが、首相ら党幹部が相次ぎ地元入りしても、逆風をはね返すことはできなかった。 不戦敗となった東京、長崎の2補選は、いずれも自民系前職が選挙買収や裏金事件で辞職し、擁立すらできなかったのが実情だ。 今回問われたのは、裏金事件で浮き彫りになった自民
2024/04/29 リンク