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妊娠中のベンゾジアゼピンで流産リスク上昇
不安や不眠に頻用されるベンゾジアゼピン系薬だが、妊娠中に同薬を使用すると流産リスクが高まるとの大... 不安や不眠に頻用されるベンゾジアゼピン系薬だが、妊娠中に同薬を使用すると流産リスクが高まるとの大規模症例対照研究の結果を、台湾・National Taiwan UniversityのLin-Chieh Meng氏らがJAMA Psychiatry(2023年12月27日オンライン版)に発表した。 台湾で全国規模のcase-time-control研究を実施 妊娠中は精神的な落ち込みや睡眠障害を来しやすく、不安や不眠に処方されるベンゾジアゼピン系薬が広く用いられている。妊娠初期の女性の約1.7%にベンゾジアゼピン系薬が処方されているとの報告もあり、近年、処方は増加傾向にある。一方で、妊娠中のベンゾジアゼピン系薬の使用は、胎児の発育異常を引き起こす危険性が懸念されている。ただ、同薬の使用と流産リスクの関連を検討した研究は限られる。 Meng氏らは今回、台湾の国民健康保険(NHI、2002~19