五分目さんが創作意欲を掻き立てられる瞬間はどんな時ですか？ | mond

ご質問ありがとうございます。 作品を作らなくてはいけない、という強い衝動が起きるのは、「馬鹿を見たとき」です。 僕にとって馬鹿とは、「無意識に生きている人」のことであります。 それは、「エゴに乗っ取られた状態」とも言えるでしょう。 馬鹿をよく観察してみると、皆様、同じような行動パターンを取っていることがわかります。 それは、すでにエゴが当人の個性に取って代わっている、ということです。 聖書でいうところの「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです」という状態です。 ですから、まるで禅の警策のように、作品を通して無意識に生きている者を「ハッと」させたいという気持ちがあります。