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捨てられ公爵夫人は、平穏な生活をお望みのようです - 212.感謝と魔石の浄化
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捨てられ公爵夫人は、平穏な生活をお望みのようです - 212.感謝と魔石の浄化
冬の太陽が辺りを照らし始めた頃、にわかに城館の正門が騒がしくなった。すぐにメイドの一人が、討伐隊... 冬の太陽が辺りを照らし始めた頃、にわかに城館の正門が騒がしくなった。すぐにメイドの一人が、討伐隊の一部が帰還したと告げる。 身支度を急いで切り上げて階下に下りると、数人の兵士に囲まれたコーネリアが中庭に入ったところだった。メルフィーナを見て、そばかすの浮いた顔をぱっと明るくする。 「領主様、無事討伐を終えたので、一足先に戻りました」 「神官様! 無事でよかった。ああ、でも血が」 コーネリアの白い法衣は、あちこちが赤黒く変色した血で汚れていた。 「あ、私の血ではありませんよ。治療中に汚してしまいました」 両手を振って大丈夫だとジェスチャーしたあと、コーネリアは血の汚れって落ちないんですよねえ、ととほほ、というように笑う。 「神官の白い法服は、服を汚さないほど冷静に治療を行う戒めのためのものなので、また神殿長にお説教されてしまいます」 神殿は建物から天幕まで白い色を使用することが多いというのは