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なぜ?低失業率なのにインフレの兆しなし 不思議な日本の状況、海外識者が解説
日本の5月の有効求人倍率(季節調整値)が1.49倍となり、1974年2月以来、43年ぶりの高さとなった。人手... 日本の5月の有効求人倍率(季節調整値)が1.49倍となり、1974年2月以来、43年ぶりの高さとなった。人手不足になれば賃金と物価が上がると説いてきた日銀だが、ここまで来ても2%のインフレターゲットが達成される兆しは見えていない。「失業率が下がればインフレになる」というこれまでの法則が日本経済に当てはまらない事情を、海外識者が考察している。 ◆教科書通りの「失業率低下でインフレ」にならない日本 フィナンシャル・タイムズ紙(FT)は、新データは日本経済が順調に成長しフル稼働に近いことを示すと述べる。しかし、5月の消費者物価指数(CPI)は昨年同月比で0.4%増と4月と変わらず、生鮮食品およびエネルギーを除くCPIは1年前と変わっていないことから、国内で生産された製品やサービスの価格の上昇傾向はいまだないことを意味していると述べ、日銀はインフレ目標達成に苦闘しているとする。 グローバル資産管理
2017/07/05 リンク