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「異端」の言論活動〜末弘厳太郎(関東大震災の文学誌 其ノ十八) - 遅船庵雑録
関東大震災をめぐる言論のなかで宮武外骨は在野において異彩を放ったが、その対極にある東京帝国大学法... 関東大震災をめぐる言論のなかで宮武外骨は在野において異彩を放ったが、その対極にある東京帝国大学法学部という「体制エリートの製造販売所」(高島俊男『寝言も本のはなし』)にも末弘厳太郎という異端の言論人がいた。 末弘の著『嘘の効用』(川島武宜編、冨山房百科文庫)に「震災についての感想」というエッセイが収められている。雑誌「改造」大正十二年十月号「大震災号」が初出である。著者は東京帝国大学法学部教授で、当時その職にあった人にはめずらしく政治、社会、時局について精力的に発言をつづけた。『嘘の効用』はその精華である。みずからの存念、理非曲直を明確にした言論活動ゆえに原稿はしばしば手を入れられ、書物は一ページ全部が空白にされたこともあったという。 「震災についての感想」のうちの一篇「戒厳令とミリタリズム」で、末弘は大震災にともなう戒厳令のもとで軍隊がどれほど救援や復旧活動に尽力したかを述べるとともに、
2017/05/14 リンク